リークした『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』コンセプト画を「違います」とルッソ監督が否定 ─ 「ネタバレではありません」

2025年3月、ネット上に『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』のものと見られるコンセプトアートが流出する出来事があった。担当アーティストのポートフォリオサイトに掲載され、すぐに削除された数枚のイラストは、ネット上であっという間に拡散され、メディアサイトにも掲載された。その出所や、アートの質からして、信憑性は高いものと見られた。
描かれていた詳細についてここでは伝えないこととするが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の次なる集大成『ドゥームズデイ』『エンドゲーム』に集結する新旧のキャラクターたちやヴィランの姿が並んでいた。これらから断片的なヒントを受け取って、ファンやメディアの間では映画の展開予想が繰り広げられていた。
一方、両作で監督として復帰するアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、米The Hollywood Reporterでリーク画像は自身の作品に関係しないと話している。「あのアートワークは『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』と『シークレット・ウォーズ』からのものではありません」とジョーが否定すれば、アンソニーも「あそこにネタバレはありません。あれは我々のコンセプトアートではありません」と重ねた。
確かに『ドゥームズデイ』は、新ラスボス予定だった征服者カーン役のジョナサン・メジャースが不祥事でスタジオから解雇された後、ロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥーム役で電撃復帰を果たしたことで物語の組み直しを経ている。しかし流出していたコンセプトアートは、予想される『ドゥームズデイ』の展開にも合致しそうなものであった。
もちろん監督が、「あれは本物です、あのような出来事が本編でも描かれます」などと口が裂けても言うはずがなく、否定するのは当然だろう。流出していたアートが、実際にルッソ兄弟が就任する以前に検討されていたバージョンを描き起こしたものであったかどうかはわからない。
ただ間違いないことは、今後もマーベル・スタジオは製作中の作品の情報流出対策を徹底するだろうということだ。『ドゥームズデイ』はまもなくロンドンで撮影を開始するが、パパラッチ対策は念入り。外部から写真を撮られるリスクを考えて、大部分の撮影を室内で敢行する。アンソニーによれば、「うまくいけば効果を発揮する戦略を立てている」という。
『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』は2026年5月1日US公開予定。
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Source:The Hollywood Reporter