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なぜ『アベンジャーズ/エンドゲーム』から第5作まで6年も空くのか?ケヴィン・ファイギが語る「サプライズ」の変化

アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・スタジオが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『アベンジャーズ』シリーズ第5作『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題:Avengers: The Kang Dynasty)』と、第6作『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題:Avengers: Secret Wars)』を2025年公開予定と発表し、ファンの心が躍るような朗報が届いた。とはいえ、2019年に公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』から第5作まで6年間も空くことになるわけだが、その理由をマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が説明している。

これまでに『アベンジャーズ』シリーズは、『アベンジャーズ』(2012)『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)が3年間隔で公開され、インフィニティ・サーガの完結編となる『エンドゲーム』は、前作の1年後という非常に短い間隔でリリースされた。では、なぜ第4作と『ザ・カーン・ダイナスティ』の間が6年も空くのだろうか?米MTV Newsのインタビューで、その気になる疑問にファイギが答えている。

「実のところ、フェーズ1~3をやっていた時は、その期間に対してプロジェクトの数が少なかったんです。それらの作品は、もっと小規模なプロジェクトや単独キャラクターの物語で、当時はフェーズにかかる2~3年ごとに、『アベンジャーズ』映画を作るのが適切だと思いました。

さらにファイギは、来たるフェーズで『アベンジャーズ』映画が少ない理由について続けている。

「フェーズ4・5・6が揃うにつれ、より少ない年数でより多くのプロジェクト……、ディズニープラスで製作できるようになった素晴らしい番組もあるし、ファンタスティック・フォーやデッドプールといったFOXのキャラクターも登場することになりました。よって、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の後に、『アベンジャーズ』映画はサプライズではないと感じたんです。現在マーベル映画の多くは、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』や待機作の『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』など、神話の主要な部分を紹介する大掛かりなチームアップ映画です。(ですから)『アベンジャーズ』映画は、まさにサーガを締めくくる作品であるべきなのです。

『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』は2025年5月2日、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』は2025年11月7日に米国公開予定で、この2作をもってMCUの「フェイズ6」が幕を閉じることになる。

「マルチバース・サーガ」と総称されるフェーズ4~6で『アベンジャーズ』映画は2本のみとなるが、劇場映画とディズニープラスの作品を合わせれば、追いつくのが大変なほど待機作が揃っている。『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ』の公開まで寂しい想いをすることはまずなさそうだ。

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Source:MTV News

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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