『アントマン&ワスプ』は『アベンジャーズ4』に直接つながる ─ 登場キャラは「今後かなり重要になる」

マーベル・シネマティック・ユニバースの魅力は、それぞれの単独作品が独立した世界観を放っている点にあるわけだが、それにしても『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の緊迫感・悲壮感と『アントマン』の快活感は両極端に思われる。

2018年8月31日日本公開予定の『アントマン&ワスプ』の後には、『インフィニティ・ウォー』に続く『アベンジャーズ4』(正式タイトル不明)が控えているわけだが、いったいこの二作はどのようにして同一世界性を保つのだろうか。

注意


この記事には、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の内容が含まれています。

アントマンとワスプをはじめ、『アントマン』(2015)登場キャラクターらは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』には登場していなかった。物語上の設定としての理由は、アントマン/スコット・ラングは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で起こった騒動による司法取引を受け、自宅軟禁にあるためということだった。
制作上の理由としては、ダークでシリアスな『インフィニティ・ウォー』にコメディ要素の強いアントマンらの登場をあえて見送ることにより、「(『アントマン&ワスプ』では)後味を悪くすることなく楽しいものを作れる」と考えたためだと明かされている

米Marvel Entertainmentが公開した特別動画「Who is The Wasp? 」の中で、マーベル・スタジオ製作社長のケヴィン・ファイギが気になる発言を見せている。なんでも、『アントマン&ワスプ』は、『アベンジャーズ4』に直接つながるんです」というのだ。「このキャラクターたちは、今後かなり重要になります。」

この発言を受けて思い出されるのは、『インフィニティ・ウォー』に続くMCUにおける『ブラックパンサー』(2018)の存在だ。『アントマン&ワスプ』も『ブラックパンサー』同様、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』後、『インフィニティ・ウォー』以前の時間軸に位置するものであり、『ブラックパンサー』は公開当時「『インフィニティ・ウォー』につながる」と伝えられたものだった。黒人キャラクター中心の世界観で、隠れた王国ワカンダを舞台とする『ブラックパンサー』は極めて独立的な世界観を呈しており、『インフィニティ・ウォー』とどのように繋がるのか想像しにくいものがあった。しかし、『ブラックパンサー』に登場したワカンダやその先進テクノロジーが『インフィニティ・ウォー』の物語とシームレスに繋がり、かつ重要な鍵を握っていたことはご存知の通りだ。

ブラックパンサー

Black Panther (2018) Directed by Ryan Coogler ©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

 

このようにして、『アントマン&ワスプ』の物語も『アベンジャーズ4』に強烈に作用するに違いない。今作は、ミクロ化して量子世界に消えた初代ワスプことジャネットを見つけ出す物語。ペイトン・リード監督はこれについて「それは登場人物たちにはパーソナルな意味のあることですし、大きな世界にとってはまた別の意味があること」と語っているのである。『アントマン&ワスプ』の量子世界への冒険に、打倒サノスへのヒントが隠れているのだろうか…。

映画『アントマン&ワスプ』は、2018年8月31日日本公開。

『アントマン&ワスプ』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html

About the author

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。