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「バットウーマン」ルビー・ローズ、降板のきっかけはコロナ禍 ─ 撮影中の大怪我にも言及

クライシス・オンインフィニット・アース 最強ヒーロー外伝
SUPERGIRL™, BATWOMAN ™, THE FLASH™,ARROW™, DC’S LEGENDS OF TOMORROW™ and all pre-existing characters and elements TM and ©DC Comics.©2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

DCドラマ「バットウーマン」の主人公ケイト・ケイン/バットウーマン役を降板したルビー・ローズが、米Entertainment Weeklyにて決断の経緯を語っている。シーズン1かぎりでの離脱となった背景には、2019年の撮影中に大怪我を負ったこと、新型コロナウイルスの影響を受けての自宅待機があったという。

ルビーの降板が発表されたのは、2020年5月17日(米国時間)、シーズン1の米国放送が終了した直後のこと。降板理由は公に語られず、ルビーの声明には「とても難しい決断でした、軽率な判断ではありません」との言葉と、キャスト・スタッフへの感謝が記されていた。当時の報道では、ルビーが長時間の拘束に納得していなかったとの理由も伝えられていたが、これはゴシップの域を出るものではなかった。

このたび、ルビーは「スーパーヒーローのドラマで主役をやるのは大変なこと(笑)。なんでも主役をやるのは大変なものですけど」と語っている。このコメントが指し示しているのは、2019年9月、撮影中に大怪我を負って緊急手術を受けたルビーが、わずか10日後に撮影に復帰しなければならなかったという事実である。

「(『バットウーマン』が)特に大変だったのは、私自身が手術から回復する途中だったから。手術を受けた10日後には仕事をしていて……たぶん、それってベストなことじゃないと思うんですよ。だいたいの人は、復帰する前に1ヶ月とか、3ヶ月とか休みを取るもの。だからすごく大変だったんです。でもテレビや映画の主役をやっているかぎり、アクションであれ心理ドラマであれ、すごく苦労するものだから。」

実際のところ、ルビーは自身の怪我について「それほど大きい原因ではなかった」とも述べている。影響がゼロではないものの、以前の報道にもあったように、降板の直接的な理由ではなかったのだ。「(降板を決めたのは)コロナのことがあって、本当の最終話を撮れずに終わった後のことですから」。むしろルビーが降板を決意したきっかけは、コロナ禍によって撮影が中断され、自宅待機を余儀なくされたことだったという。

自主隔離でひとりの時間があって、いろんなことを考えました。自分が人生で達成したいことはどんなことなのか、何がしたいのか。(製作陣との間で)いろんなことを話し合える、お互いにとって良い機会だったと思います。彼らのことは本当に尊敬していますし、彼らも私に敬意を払ってくださっているんです。」

今回の取材にて、ルビーは史上初めてバットウーマンを実写で演じられたこと、セクシャルマイノリティのヒーローを演じたことについて、「とても誇りに思っています」と強調している。バットウーマンを演じる責任や周囲からの期待、撮影現場の様子も含めて、「すごく良い経験でした。自分たちが実現できたこと、作品に関わった全員に感謝しています」と述べているのだ。

なおシーズン2には、ルビーが演じたケイト・ケインに代わる“2代目”として、新たな主人公ライアン・ワイルダーが登場。演じる新進女優ジャヴィシア・レスリーへのアドバイスを求められるや、ルビーは「ありませんよ!彼女は自分のやるべきことが分かっていると思うし、きっと素晴らしいと思う」と答えた。「正直に言うと、引き継いでもらえると聞いて本当にうれしかったんです。次のシーズンがすごく楽しみ。もちろん見ますよ」

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Source: Entertainment Weekly

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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