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DC『ブラックアダム』ポストクレジットシーン映像がSNSに流出 ─ 各社が削除対応に追われる

ブラックアダム
© 2022 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & © DC Comics

ドウェイン・ジョンソン主演、DC映画『ブラックアダム』のポストクレジットシーンがSNSに流出し、各社が対応に追われている。米Varietyが報じた。

本作はドウェインが「DCユニバースのヒエラルキーを変える」と豪語する野心作で、2022年10月12日(現地時間)にはアメリカ・ニューヨークのタイムズスクエアにてプレミアイベントが開催されたばかり。SNSにはいち早く全編を観ることができたジャーナリストやファンによる絶賛と熱狂のコメントがあふれているが、反響はそれだけにとどまらなかった。

報道によると、TwitterやTikTokには『ブラックアダム』のプレミア上映で盗撮されたと思しきポストクレジットシーンの映像が流出。これには「重大なネタバレ」が含まれているという。いまやポストクレジットシーンは“お約束”となったスーパーヒーロー映画だが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では『エターナルズ』(2021)の公開時に批評家がその内容に言及して炎上。また映像流出の前例で言えば、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)の本編映像が流出し、米ソニー・ピクチャーズが対策を講じたことも記憶に新しい。

プレミア翌日の10月13日には、TwitterやTikTokに『ブラックアダム』本編映像が複数投稿されており、両者は該当する投稿を削除する対応を取った。Twitter社は「自社のルールに乗っ取ってコンテンツを削除した」と発表し、TikTokも「著作権に係わるコンテンツの投稿を禁じるガイドラインに違反している『ブラックアダム』の映像を取り下げた」としている。

もっとも、一度出回ってしまった映像をネット上から完全に取り除くのは不可能だ。本記事の執筆時点でも『ブラックアダム』の流出映像は再びアップロードされており、削除してもまたすぐに投稿され直される、つまりはいたちごっこの状態となっている。米国公開は10月21日だが、日本公開は12月2日。それまでに米国では公式にネタバレが解禁されてしまう可能性もある以上、あらゆる情報を遮断したまま日本公開を迎えるには、結局のところ自衛以外に道はない。

映画『ブラックアダム』は2022年12月2日(金)全国ロードショー。SNSをご覧になる際はくれぐれもお気をつけて。

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Source: Variety(リンク先に重大なネタバレあり)

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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