『ブラックパンサー2』チャドウィック・ボーズマン生前のストーリーが明らかに ─ 「彼は脚本を読むことができなかった」
『ブラックパンサー』シリーズのライアン・クーグラー監督が、当初構想されていた『ブラックパンサー2』の構想を明かした。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初の黒人スーパーヒーロー映画となった『ブラックパンサー』(2018)は、全世界興行収入13億4,992万ドルという異例の大ヒットを記録。これを受けてマーベル・スタジオは続編企画を始動させたが、主人公ティ・チャラ役のチャドウィック・ボーズマンは、2020年8月にがんのためこの世を去った。
第1作の監督・脚本を務めたクーグラーは、これを受けて計画を大幅に変更。第2作『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』(2022)は妹シュリを主人公として、亡きティ・チャラ(=ボーズマン)を送り出す物語となった。
「女性を描く映画を作ることができた。本当に気に入っています」と語るクーグラーだが、もともとはティ・チャラを主人公とした180ページの草稿を書き終えていたとのこと。ポッドキャスト「Happy Sad Confused」では、父親と息子の経験する“儀式”を描く構想だったと明かしている。
「脚本の中心は“8の儀式”でした。王子は8歳になると、父親と8日間、何も道具を持たずに森の中で過ごさなければならないのです。そして王子は、父の頼みをすべて聞かなければなりません。ただしその8日間、王子は父親にどんな質問をしてもいい。そして、父親は質問に答えなければならないのです。」

ライアン・クーグラー(右)Kevin Paul https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ryan_Coogler_-_Sinners.jpg
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ヴィランとして登場するのは、完成版と同じネイモアだった。ティ・チャラと息子が儀式を行っている8日間のあいだに、ネイモアが攻撃を仕掛けてくるという筋立てだったのだ。
「彼(ティ・チャラ)は極めて危険な人物と戦いながらも、儀式ゆえに息子を常にそばに置いておかなければいけない。交渉と戦いのなかであっても、息子がそばにいなければ、過去に一度も破られたことのない儀式を破ることになるからです。」
今となっては永久に作られない映画だが、クーグラーはこの脚本を気に入っていた。「俳優としてのチャドウィックを理解できたからこそ、大きな力を注いでいました。第1作でもいろいろなことをしてもらいましたが、まだまだできることがあると思っていたから」。
しかし残念ながら、ボーズマンがこの脚本を読むことはなかった。「彼に読んでもらおうと連絡しましたが、体調が悪く、読むことができなかったのです」という。
「彼は私にとって大切な存在でした。亡くなった後、彼の家族や友人から、彼にとっても私が大きな存在だったことを聞かされました。打ちのめされる思いでした。私にとって、彼がどんなに大切な存在だったか──そのことを彼は知っていてくれたかと、心からそう思いました。」
現在、クーグラーは『ブラックパンサー』第3作を準備中。既報によると『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』以降のMCUを牽引する作品として、2028年の公開を予定しているという。
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Source: Happy Sad Confused























