スカーレット・ヨハンソン、『ブラック・ウィドウ』MCU最後の作品として挑む ─「今こそやるべきとき」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)による『ブラック・ウィドウ』は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)直後を舞台に、ブラック・ウィドウの過去や、『アベンジャーズ/エンドゲーム』での決断に至る背景が描かれる。知られざる物語が前日譚を通して描かれるわけだが、どうやらスカーレット・ヨハンソンによるブラック・ウィドウを見られるのは、本作が最後となりそうだ。
本作は、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフを主人公とする初めての単独映画。そんな本作に至るまで、数々のMCU作品でブラック・ウィドウにふんしてきたヨハンソンは、最後の出演作として本作に並々ならぬ思いを懸けていたようだ。そう語るのは、本作の監督を努めたケイト・ショートランドである。
米The Gentlewomanの取材にて、ショートランドは、ヨハンソンが本作を通して、MCUの世界により深みを持たせようとしていたことを明かしている。「彼女は薄く表面的でないものに仕上げるよう努めていました。若者や女性にとって大きな意味をもたらすものにしたかったんです。これがブラック・ウィドウを演じる最後の作品になるかもしれないことも彼女は気付いていました」。
一方、ヨハンソンも同取材に出席しており、ブラック・ウィドウについて「彼女はいつも自分よりも大きな存在の一部でした。ただ、それが全てなくなってしまったんです」と説明している。またブラック・ウィドウを主人公とした作品を作ることには不安もあったとしながら、「今こそやるべき時でした」と後悔はしていなさそうだ。
なお『ブラック・ウィドウ』は、2021年7月9日に米国で劇場およびDisney+にて配信となる。ラストとなるヨハンソンふんするウィドウをこの目に焼き付けよう。
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Source: The Gentlewoman