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『ブラック・ウィドウ』ナターシャと妹分イェレナの世代交代説、出演女優が否定 ─ 「そういう作品ではない」

フローレンス・ピュー スカーレット・ヨハンソン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48471906272/ https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48471903327/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「フェイズ4」を開幕するのは、スカーレット・ヨハンソン主演の『ブラック・ウィドウ』。長らくMCUで活躍してきた女性ヒーローの、初めての単独映画は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の間に起きた出来事を描く新機軸のストーリーだ。

本作には、とある仮説がある。コミックで「2代目ブラック・ウィドウ」となるイェレナ・ベロワ(エレーナ・ベロワとも)が、ナターシャの妹分として登場するのだ。すなわち本作をもって、ブラック・ウィドウの世代交代が行われるのではないか、というのである。しかしイェレナ役の女優フローレンス・ピューは、この仮説を正面から否定した。

この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。

ブラック・ウィドウ、世代交代せず?

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウは壮絶な最期を遂げた。クリント・バートン/ホークアイとともにソウル・ストーンを手に入れようと向かった惑星ヴォーミアで、ストーンのため、仲間を取り戻すために、自らを犠牲にしたのだ。この衝撃的な結末を知っていれば、前日譚となる『ブラック・ウィドウ』で登場する“2代目候補”との世代交代を予測するのは自然ではないか。

ところが米UPROXXにて、「この映画は世代交代の作品と言ってもいいのでしょうか?」と問われると、イェレナ役のフローレンス・ピューは「ノー」と返したのである。

「映画を作っている時、そういうことはまったくありませんでした。とても正直にお話ししますが、バトンを受け渡すような映画だとは思いません。映画の方向性、感触、雰囲気としては、この複雑でつらい物語をとにかく作るんだ、というもの。多くのファンの方が待ち望んできた作品ですから、とにかく、きちんとやる。多くの方がこの物語をしっかり受け止めてくださるだろうと思います。」

かねてよりヨハンソンは、『ブラック・ウィドウ』を「自分自身を許すことについての映画であり、家族についての映画」と形容してきた。ピューも詳細は語らないながらに、「すごくリアルで、とても痛ましい、けれど非常に美しい作品」だと話してきたのである。

本作の監督を務めたのは、『さよなら、アドルフ』(2012)『ベルリン・シンドローム』(2017)などケイト・ショートランド。ピューは「ケイトは素晴らしい仕事をしました」とその手腕を絶賛する。「2人の女性が、自分たちの歴史や傷に向き合うところを描いたんです。(この映画では)そういう方向性が最優先でした」

したがって今のところ、『ブラック・ウィドウ』がフェイズ4の幕開けに用意されていることが一体どんな意味を持つのか、どんな未来に繋がるのかは分からない。ただしマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、本作を観ると「『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』でナターシャの取った行動が、新たな形で見えてくる」と語っている。時系列を遡りながら、新たな可能性を開いてくれることは確かなのだろう。

ピューは『ブラック・ウィドウ』について、「予告編をみなさんが喜んでくださってうれしいです。私も映画を観るのが楽しみです」と述べた。作品についても、イェレナとフローレンス・ピューに託された役割も、まだ当面は明かされそうにない。

映画『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日(金)日米同時公開

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Source: UPROXX

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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