『ブレードランナー 2049』前日譚アニメ『ブラックアウト 2022』日本にて世界最速公開!海外からも「最高」「アニメならでは」と絶賛の声

日本時間2017年9月26日20時49分、全世界に先がけて短編アニメ『ブレードランナー ブラックアウト 2022』が公開された。映画『ブレードランナー』(1982)と、来る続編『ブレードランナー 2049』(2017年10月27日公開)を結ぶ本作は、米国にて公開されている“前日譚シリーズ”の第3弾だ(日本国内としてはこれが記念すべき第1弾)。

本作『ブレードランナー ブラックアウト 2022』は、アニメ『カウボーイ・ビバップ』(1998)などの渡辺信一郎が脚本・監督を担当。そのほか『APPLESEED』(2004)など数々のアニメ作品に携わってきた荒牧伸志、『虐殺器官』(2017)の監督を務めた村瀬修功をはじめ、日本アニメ界のトップランナーともいうべきスタッフが結集している。
さらに音楽にはフライング・ロータスのほか、KUEDO、ミゲル・アトウッド・ファーガソンら、海外の音楽ファンから熱狂的な人気を集めるアーティストが参加。“これぞ名作『ブレードランナー』の前日譚”ともいうべき、気合いの入りまくった1本となっている。

ここで改めて、『ブレードランナー』の舞台となった2019年から、続編で描かれる2049年までの“空白の30年間”の年表を確認してみよう。

2022年 / 大停電
西海岸の何処かで起こった原因不明のEMP(電磁パルス)爆発により、都市は数週間にわたって機能を停止する。アメリカ全土で電子データは破損ないし破壊され、貿易および金融市場は世界規模で破綻、食料備蓄も悲惨な状況となる。大停電の原因について様々な説が出回っているが、真相はわからない。最も有力な説は「犯人はレプリカント」というもの。

すなわち本作は『ブレードランナー 2049』のストーリーにおいて最も重要であろうターニングポイントを描いた作品なのだ。米国で公開された2本の前日譚、ジャレッド・レト主演の『2036: Nexus Dawn』、デイヴ・バウティスタ主演の『2048: NOWHERE TO RUN』も、この作品を観てから見直せばきっと見え方が変わってくることだろう(2017年9月27日現在、日本版は未公開)。むろん『2049』本編は、この作品を抜きに語れないものになっているのではないだろうか。ちなみに『ブラックアウト 2022』にはバウティスタ演じるサッパーの姿も登場している。

なお9月27日現在、海外では、本作は米国のアニメ配信サイトCrunchyRollのみで英語版が公開されている。日本語版をいち早く観ることができた日本の観客としてはそちらの全容も気になるところだが、どうやらガフの声を『ブレードランナー』で同役を演じたエドワード・ジェームズ・オルモスが担当していることは大きなサプライズだろう。日本でもいずれ字幕版が観られるようになることを期待しよう。

ところで一般公開に先がけて『ブラックアウト 2022』を観た海外のファンや記者たちは、概ねその仕上がりに絶賛の声を送っている。米SlashFilm「まさしく最高」として、渡辺監督のスタイルが『ブレードランナー』の細やかな設定や背景の描き込みと融合したことを喜び、「アニメでしかなしえないビジュアル・ストーリーテリング」とも記しているのだ。また米Collider「全編必見」であり、『カウボーイビバップ』のファンなら一層楽しめるポイントがあるとも指摘する。

映画『ブレードランナー 2049』は2017年10月27日より全国ロードショー
前日譚2作品の日本語版が公開されることも含めて、この1ヶ月間は“お祭り”に心躍らせることにしよう!

Sources: http://www.slashfilm.com/blade-runner-black-out-2022-short-film/
http://collider.com/blade-runner-anime-explained/
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=MKFREpMeao0 動画サムネイル

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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