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マーベル『ブレイド』監督また降板

ブレイド(原題)
 (c) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画企画『ブレイド』が再び監督を失った。米Deadlineなどが伝えた。

今回降板したのはフランス出身のヤン・ドマンジュで、2022年11月に就任が伝えられていた人物。およそ1年半にわたって企画に携わっていたと見られるが、この度は“友好的”と伝えられる事情により離脱することとなった。

『ブレイド』が監督降板に見舞われるのはこれで2度目だ。最初はバッサム・ターリク監督が就任していたが、撮影開始直前の2022年9月に突然の降板。スケジュール都合と伝えられていた。

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すでに公開日延期を繰り返しており、現時点までに2025年11月7日US公開予定とされている。ドマンジュ離脱による再びの延期意向はまだ伝えられていない。

現在、マーベル・スタジオは戦略転換の最中にあり、劇場映画は年2〜3本程度に減らす意向だ。『ブレイド』現予定の2025年にはすでに『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2月)『サンダーボルツ*』(5月)『ファンタスティック・フォー』(7月)を含む4作がある。これを踏まえれば、『ブレイド』が2026年に先送りにされる可能性も高そうだ。

紆余曲折の脚本にも現在新たな手が加わっている模様で、『ゴジラvsコング』(2021)『ブラック・ウィドウ』(2021)ほか、『サンダーボルツ*』(2025予定)も執筆のエリック・ピアソンが最新稿を執筆中。この脚本には少なくとも5人の脚本家が携わった後、一時は「女性主導による、人生訓に満ちた物語」になりかけていたところ、難色を示した主演のアリが降板もちらつかせたため、硬派な作風の『LOGAN/ローガン』(2017)マイケル・グリーンが投入されたこともある。

『ブレイド』は、かつてウェズリー・スナイプスが1990〜2000年代に演じたヴァンパイア・ハンターをMCUで甦らせるリブート作品。古参ファンも多い注目のタイトルだ。『ムーンライト』(2016)『グリーンブック』(2018)でアカデミー助演男優賞に2度輝いたマハーシャラ・アリが主演。『X エックス』(2022)ミア・ゴスが共演する。

今のところは2025年11月7日US公開予定、2024年秋の撮影開始予定とされるが、まずは後任監督が見つからなくては先に進めない。続報に注意しておこう。

Source:Deadline

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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