DC新ヒーロー「ブルービートル」はリセット後のユニバースにも登場するか? ─ 「準備万端」と主演俳優

来たるDC映画最新作『ザ・フラッシュ』で、DCユニバースは“リセット”を迎える。その後は『アクアマン』(2018)の続編映画『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム(原題)』が現行ユニバースの最終作となるが、その直前に新たなスーパーヒーローが参戦することをご存知だろうか。
DC映画『ブルービートル(原題:Blue Beetle)』の主人公ハイメ・レイエスは、宇宙のバイオ技術を宿した古代の遺物「スカラベ」に選ばれ、予測不能のスーパーパワーを持つスーツを授かり“ブルービートル”となる。2023年4月に公開された米国版予告編は評判上々、早くも公開が待たれている一作だ。「コブラ会」(2018-)ミゲル役で知られる主演のショロ・マリデュエナも、今回のみならず今後の活躍にやる気満々である。
「もしも今回の映画が、あるいは3部作が、『ジャスティス・リーグ』(2017)的なものに組み込まれるなら、僕たちはどんなことでも準備万端ですよ。僕やアンヘル(・マヌエル・ソト監督)、チーム全体がこの映画に全力を尽くしました。あとは数字(興行成績)次第ですね。」
『ザ・フラッシュ』でのリセットを経て、『アクアマン』続編後のDCユニバースはジェームズ・ガン&ピーター・サフランによる新構想の第1章「Gods and Monsters」に移行する。現時点でシャザムやフラッシュ、アクアマン、そしてブルービートルの今後は不明だが、製作チームはやる気十分、あとはガン&サフラン率いるDCスタジオの判断だろう。
なお、本作はDCユニバース初となるラテン系スーパーヒーローの単独映画。マリデュエナは「幼い頃の僕やアンヘルのような人のために映画を作りたかった。“君のような見た目、よく似た背景の人でもスーパーヒーローになれるんだよ”という映画に」と述べ、「僕たちのような人々にさらなる可能性を開きたかった」とも語っている。仮にブルービートルの出番がしばらくないとして、その社会的意義をどこまで引き継げるかもひとつの課題だろう。
ちなみに本作はHBO Maxの配信作品として企画されたが、のちに劇場公開に方針が変更された経緯がある。DC映画を以前統括したウォルター・ハマダは、ブルービートルを「ユニバースで本当に重要な存在になる役」として温めていたそう。本作だけでなく、新たなDCユニバースでの活躍にも期待したくなるというものだ。
映画『ブルービートル(原題:Blue Beetle)』は2023年8月18日に米国公開予定。
▼『ブルービートル』の記事
Source: Empire