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『スター・ウォーズ』批判のフィン役ジョン・ボイエガ、ようやくキャラの扱いに納得できたと胸内を吐露

『パシフィック・リム:アップライジング』ジョン・ボイエガとスティーヴン・S・デナイト監督インタビュー
©THE RIVER

『スター・ウォーズ』続編3部作で元ストームトルーパーのフィン役を演じたジョン・ボイエガは、黒人キャラクターに対するディズニーの扱いに不満を示していたが、ようやく納得できるところに落ち着けたようだ。

2020年9月にボイエガは、「黒人キャラクターをシリーズで必要以上に大々的に売り出しておいて、それなのに脇に追いやる。そんなことはしないで欲しい」と発言し、シリーズの撮影中に体験した人種差別や業界の問題に苦言を呈した。

その2ヶ月後となる11月にはディズニー幹部と「とても誠実で率直な話し合い」の場を持ったとし、「どのように物事を見ていたのか、彼らの視点からの説明をきちんと受けましたし、一方で僕がどんな経験をしたかをお話しすることもできました」と明かしていた。それから2年以上の月日が経ち、『スター・ウォーズ』での体験について、英The Timesのインタビューにてボイエガが再び回顧している。

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「自分にしてみれば、『スター・ウォーズ』は、ある意味で“男”を作ったんだと思います。経験や楽しい時間、良い時間、醜い時間に悪い時間、そういった時間が、業界を渡り歩きながら自分という人間を作っていくんです。

J・J(・エイブラムス監督)が結ぼうとした道筋は、僕が彼(フィン)の解放に納得できる場所だと感じています。それ以来はファンとして、『マンダロリアン』や『オビ=ワン・ケノービ』を楽しむことが出来るようになりましたから。あらゆる物のバランスを楽しんでいます。」

またボイエガは、「オビ=ワン・ケノービ」(2022)でリーヴァ/サード・シスターを演じた黒人俳優のモーゼス・イングラムがファンから人種差別を受けた時、これまでとは異なるディズニーの対応を目にして心が温かくなったとも語っている。イングラムは、事前にディズニーから人種差別的な誹謗中傷を受ける可能性を警告され、スタジオに「もし何かあったら教えてください。私たちが助けますから」と伝えられたそうだ。

ようやく、ボイエガは3部作にわたって演じたキャラクターと折り合いをつけることが出来たようだが、復帰に関しては消極的。 「今の時点ではやめときたいかな。今はいいかな」と回答していた。

Source:The Times

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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