スヌープ・ドッグ、子供たちに『ブラックパンサー』を観せる寄付企画に参戦 ─ 「リアルな黒人ヒーローを観せたい」

マーベル・シネマティック・ユニバース初の黒人ヒーローの活躍を描く『ブラックパンサー』が、ヒップホップ界のスターをも巻き込んで全米では大きな注目を集めている。西海岸ギャングスタ・ラップ界の重鎮スヌープ・ドッグもこのムーブメントに参加したことが話題となっている。
「リアル・ブラック・スーパーヒーローを学ばせる」
スヌープ・ドッグは、2018年1月5日よりクラウドファンディングサイト”GoFundMe“で開始された「子供たちに”ブラックパンサー”を観せたい」企画に参加。アフリカ系アメリカ人の文化の中心地ハーレムの児童施設で過ごす子供たちのために、『ブラックパンサー』上映を通じて真のヒーロー像を示したいという趣旨のもので、賛同者は子供たちの劇場鑑賞チケットを寄付することができる。この運動は米ABCでも取り上げられ、記事公開時点(2018年1月22日)には1万ドルの目標額を大きく越え4万2,000ドル以上の金額が集まっている。スヌープ・ドッグは、フレドリック・ジョセフ氏が立ち上げたこの企画について以下のように熱く賛同した。
「Yo, ハーレムのフレドリック・ジョセフに感謝。GoFundMeプロジェクトで子供たちにパンサーを観せるんだ、ライアン・クーグラーの新作映画だぜ。俺も子供たちの為にいくらか寄付しとく。それから地元のライアン・クーグラーにも連絡を入れとくよ。LAでも同じことをやろう。LAの子供たちにスーパーヒーロー映画を観せて、リアル・ブラック・スーパーヒーローを学ばせてやるんだ。デケェことやってくれたハーレムの相棒に感謝。」
発起人のフレドリック・ジョセフ氏がキャンペーンページで「マーベル映画『ブラックパンサー』は、若い生徒たち(特に有色人種)が黒人キャラクター中心の大作映画を楽しめる数少ない機会」と書くように、本作はアフリカン・アメリカン系の有名キャストが集結。それ故にアメリカではヒップホップやR&Bシーンとのコラボレーションが盛んな動きを見せており、同作サウンドトラックは人気ラッパーのケンドリック・ラマーが手がけるというニュースも、音楽シーンを巻き込んだ話題となった。
映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日より公開。全米では2月16日に公開を控えており、初日のチケットは発売開始後数分で完売、前売りセールスがマーベル・シネマティック・ユニバース史上最高額を記録するなど、大変な話題を集めている。
Source:http://comicbook.com/marvel/2018/01/21/snoop-dogg-black-panther-fundraiser/
https://youtu.be/G4dlfzZ6jPk
https://www.gofundme.com/help-children-see-black-panther
Eyecatch Image:Bob Bekian