マーベル『ブラックパンサー』スーツ新機能&ワカンダ王国の紹介映像公開!本編シーンやインタビューをチェック

マーベル・シネマティック・ユニバースの最新作、映画『ブラックパンサー』より新たな映像が米国にて相次いで公開されている。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で初登場を飾った本作の主人公ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)は、同作では父親を殺したテロリストへの復讐を果たそうとする一人の人物として描かれた。『ブラックパンサー』は彼の“ヒーロー”としての本格デビュー作であり、その背景や能力についても詳しく描かれることになる。
マーベル・スタジオは、ティ・チャラが治める故郷の国ワカンダについての短い映像を公開。また、チャドウィックが出演した米国のトーク番組“The Ellen Show”では、彼の着用するスーツの新機能がお披露目されている。
故郷ワカンダの秘密、現実社会とのリンク
まずはティ・チャラが若き国王として就任する故郷の国・ワカンダについての映像だ。『シビル・ウォー』で先王ティ・チャカが突然の死を遂げたために、祖国はバランスを欠いた状態になっているのだという。
本作の脚本・監督を務めたライアン・クーグラーは、「この映画はブラックパンサーについての作品ですが、同じくらいワカンダについての作品でもあるんです」と語る。その言葉を裏付けるようにして、この映像の中で、出演者たちは謎に包まれたワカンダの側面をあらゆる角度から明かしているのだ。
映像にも映し出されているように、ワカンダはその外側からは内部を見ることができなくなっている。これを「世界最高の秘密」と形容し、「世界が求めるものがそこにあるんです」と口にするのは、エヴェレット・K・ロス役のマーティン・フリーマンだ。
ヴィランのエリック・キルモンガーを演じるマイケル・B・ジョーダンは、その正体が「ワカンダを豊かにする天然資源」だと話す。キャプテン・アメリカの盾にも使われている“最強の金属”ヴィブラニウムは、実はここワカンダで産出されているのだ。「(ヴィブラニウムを)採掘し、技術に用いているんです。一度知ったら誰でも欲しがりますよ。」
またチャドウィックによれば、ティ・チャラ/ブラックパンサーは「国全体に気を配り、ワカンダが他の国々にどんな影響を与えるのかを考えなければならない」役回りだという。その描かれ方は現実社会にも通ずるところがあるようで、ヒロインのナキア役を務めるルピタ・ニョンゴは、「王や女王、戦士たちのいるアフリカの国々を理解するためにも、(ワカンダは)すごく刺激的。暮らすには最高の国ですよ」と述べているのだ。
スーツに秘められた新機能
“The Ellen Show”で初公開された本編映像は、予告編でも印象的に使われている、ブラックパンサーが車の上を飛び移るアクションシーンのロング・バージョンだ。予告編ではいまひとつわからなかった、「なぜ車が突然吹っ飛んでいるのか」という理由がついに明かされているのである。
ブラックパンサーの着用するスーツは、先述したワカンダで産出される素材ヴィブラニウムによって製造されている。本作では、本映像で車を運転しながらナキアが語っているように、『シビル・ウォー』には登場しなかった新機能が登場するようである。どうやら、スーツにエネルギーをチャージして一気に放出することができるようなのだ……。
ちなみにスーツを開発するのは、ティ・チャラの妹であり、トニー・スターク並みの天才科学者といわれるシュリ。『007』でいうところの、ジェームズ・ボンドにガジェットを提供する「Q」ポジションということで、まだまだ驚くべき技術を見せてくれることだろう。
映画『ブラックパンサー』は2018年3月1日より全国ロードショー。
Sources: http://comicbook.com/marvel/2018/01/22/black-panther-featurette-world-of-wakanda/
https://screenrant.com/black-panther-movie-clip-costume-powers/
©MARVEL STUDIOS 写真:ゼータ イメージ