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『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』タイムラインが判明、あの作品と同時期の設定に

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー
© 2022 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、これまでに「ティ・チャラの死から1年後」とのタイムライン設定が判明していたが、それ以上の具体的な情報はわかっていない。プロデューサーのネイト・ムーアは米CinemaBlendのインタビューで、より詳細なヒントを与えている。

『ワカンダ・フォーエバー』の具体的な設定年を尋ねられたムーアだが、「何年かっていうのは言えない」としながら、「他の映画との順序なら教えられます」と明かしている。

ムーアによれば本作は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)や『エターナルズ』(2021)の後、という設定。さらに、「おそらく『ソー:ラブ&サンダー』(2022)と同時期なんじゃないかな。例えばニュー・アスガルドがユニバースに存在した頃」とも加えている。

もっと重要そうな点として、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』とも「ほぼ同時期」であると続けた。つまり、『ラブ&サンダー』と『クアントマニア』もほぼ同時期の出来事であるという事実も導き出された。もっとも『ラブ&サンダー』には、MCU全体に大きな影響を及ぼすような出来事は描かれなかった印象だ。

『ノー・ウェイ・ホーム』や『エターナルズ』後の出来事というのは大方の想像通りだろう。しかしながら、マルチバースや、ティアマットの“出現”が『ワカンダ・フォーエバー』に影響を及ぼしている可能性も考えられる。

一方『クアントマニア』では、MCUの次期大物ヴィランとされるカーンが出現する。『クアントマニア』の大部分がまだ謎に包まれている以上、『ワカンダ・フォーエバー』との相互性を考えることは難しいが、これはむしろMCUフェーズ5の今後作への考察を深めるヒントになるだろう。

ストーリー上の重要性が高そうな今後作としては、ドラマ「シークレット・インベージョン」(2023)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』(2023年5月5日)や、『ザ・マーベルズ』(2023年7月28日)などがある。『ワカンダ・フォーエバー』は劇場映画としてはフェーズ4の最後を飾る作品。このフェーズの目的は“紹介”だということなので、フェーズ5突入後は物語も勢いをさらに増すことだろう。そこで、この度のムーアのコメントが、今後を読み解くためのちょっとしたヒントになるかもしれない。

「フェーズ4は“紹介”がすべて」

Source:CinemaBlend

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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