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バッキーの腕に隠された秘密が明かされる ─ 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」一瞬のこだわり

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の第4話では、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズのメタルアームをめぐる驚きの展開が見られる。この演出には細かなこだわりがあったようだ。本シリーズでVFXスーパーバイザーを務めたエリック・レヴィン氏が語っている。

この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第4話のネタバレが含まれています。

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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第4話で、ジモの身柄引き渡しを求めてやってきたアヨらワカンダ戦士たち。一同は格闘戦になるが、その中でアヨがバッキーの左肩に手刀を打ち込むと、バッキーのメタルアームが肩から外れ、ドスンと落下する。

言わば、戦士としての主機能を強制終了させられたバッキー。驚いた顔を見せた後、サムに「そんなことができるなんて、知っていたか」と尋ねられ、「いいや」と答えている。

アヨがバッキーから戦力を奪う「裏技」を知っていたのも当然で、バッキーのメタルアームはワカンダの戦士たちが「ホワイト・ウルフ」として彼に贈っていたものだからだ。実はこのアームには即座に取り外すための秘密の操作方法があり、バッキーはこれを突かれた形となった。これは、ウィンター・ソルジャー時代より他者に操られながら戦ってきたバッキーの、複雑なアイデンティティを示すような演出となった。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

一瞬の出来事だが重要なこのシーンについて、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でVFXスーパーバイザーを務めたエリック・レヴィン氏は「彼の肩には、不思議なボタンがあって、押すと腕を取り外すことができる。アヨはその位置を知っていたんです」と解説。「バッキーは黒いTシャツを着ていたから、何が起こっているか分かりづらいかもしれない。なので、エナジー発光させようかとか、ワカンダらしく紫色のエナジー反応をつけようかとか、視聴者にわかりやすいように光らせようかと、話し合いを重ねました。色は何色がいいか、どれくらいの明るさがいいかと、たくさん話したんです」として、視覚的な演出をめぐって最適解を求めていたことを明かしている。

「それで最終的には、肩の内側を非常にさりげなく光らせて、その光が腕を伝って動いていくようにしました。一瞬のことなので見逃してしまうかもしれませんが、よく見るとお分かりいただけると思います。エナジー反応が腕を伝っているのが見えるはずですよ。」

ちなみにその後バッキーは床に落ちた左腕を装着しなおすが、この時セバスチャン・スタンは、左腕をうまく背中側に回して隠しながら撮影したということだ。

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Source:Marvel Entertainment

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THE RIVER編集部THE RIVER

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