ハリソン・フォード82歳、レッドハルク役着地スタントに自ら挑む ─ スタッフはヒヤヒヤ「怪我だけはさせたくない」

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に初参戦を果たすハリソン・フォード。本作の撮影で、着地のスタントシーンに自ら挑んだ82歳のフォードに、周りのスタッフは怪我を心配してヒヤヒヤしたそうだ。
これまでにMCU映画で故ウィリアム・ハートが演じたサディアス・ロスは、本作で計り知れないパワーを誇る巨大なレッドハルクに変身する。フォードは故人のレガシーを引き継ぐだけでなく、モーションキャプチャーにも挑戦している。
米Entertainment Weeklyのインタビューに、『ブレイブ・ニュー・ワールド』の視覚効果を担当したWETA社でスーパーバイザーを務めるダン・コックスと、マーベル・スタジオでビジュアル開発責任者を務めるライアン・マイナーディングが登場。レッドハルクの視覚効果を制作するにあたり、フォードの顔をスキャンし、本人の目や鼻の比率を変えて使用したと説明した。
コックスによればフォードは、自ら進んでスタントに挑戦したそうだ。「ハリソン・フォードに怪我させる人間には絶対なりたくない」とコックスには不安もあった。「ある時点で、彼に着地をしてもらう必要があって、スタントマンにやらせようと思ったのです。そうしたら彼が“いやいやいや!自分でやるよ”と」。
フォードにそう申し出られたら、お願いするほかないだろう。コックスらは高さ60センチほどのリンゴ箱を用意し、「地面に飛び降りてハルクのように着地してほしい」とリクエスト。「彼は12回ほど飛び降りました。その度に僕は息を止めてしまいましたが、彼は全力で挑んでくれました」。
60センチとは決して高すぎるわけではないが、フォードは82歳だ。レッドハルクの演技をしながら何度も力強く飛び降りれば、どんな者でも膝や腰を痛めかねない。周囲のスタッフが高齢のフォードの怪我を心配するのも無理はないだろう。ましてやフォードは、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2016)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023)の撮影中にも怪我で負傷している。
いつまでも年齢を感じさせないフォードの全力投球の演技を、2025年2月14日(金)日米同時公開の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で見届けよう。
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Source:Entertainment Weekly