『キャプテン・マーベル』続編監督が決定、スリラー&ホラーの新鋭を抜擢

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『キャプテン・マーベル』(2019)の続編映画『キャプテン・マーベル2(仮題)』の監督に、リブート版『キャンディマン(原題:Candyman)』のニア・ダコスタが就任したことがわかった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
前作監督のアンナ・ボーデン&ライアン・フレックに代わって起用されたニアは、テッサ・トンプソン&リリー・ジェームズ主演の犯罪スリラー『ヘヴィ・ドライヴ』(2018)で高く評価され、『ゲット・アウト』(2017)のジョーダン・ピール製作による『キャンディマン』の監督に抜擢。マーベル・スタジオは、ハリウッドで注目される新たな才能に再びいち早く目をつけたのだ。
米Varietyによると、監督候補者には『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のオリヴィア・ワイルド、『Go!Go!チアーズ』(1999)のジェイミー・バビットが挙がっていたという。前作を手がけたアンナはMCU初の女性監督としても話題を集めたが、ニアはMCU初の黒人女性監督となる。
既報によると、『キャプテン・マーベル』続編の舞台は、前作の1990年代から現代に移るとのこと。『エターナルズ』『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』『ブラックパンサー』続編(すべて原題)を経ての登場とあって、物語の内容には大きな注目が集まるだろう。脚本は「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」のミーガン・マクドネルが執筆する。
前作『キャプテン・マーベル』は、“史上最強のヒーロー”キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルの誕生を描いた、MCU初の単独女性ヒーロー映画。クリー人・スクラル人という異星人を登場させ、MCUの世界観をさらに拡張した一作でもあった。キャプテン・マーベル役はブリー・ラーソン。
映画『キャプテン・マーベル2(仮題)』は2022年7月8日に米国公開予定。