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『キャッツ』日本語吹替版に葵わかな、山崎育三郎、大竹しのぶ ─ 音楽プロデュースは蔦谷好位置、オリジナル版に並ぶクオリティ目指す

キャッツ
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全世界累計観客動員数8,100万人、日本公演通算1万回を誇る傑作ミュージカルを映画化する、『キャッツ』の日本語吹替版が制作されることが決定。このたびオリジナル版に比肩するクオリティを目指した、渾身の吹替版キャスト&スタッフが発表された。

主人公ヴィクトリア役は、NHK連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインを務め、映画・ドラマ・ミュージカルなど活躍の場を広げる葵わかな。猫たちのリーダー、マンカストラップ役には俳優の山崎育三郎。名曲「メモリー」を歌い上げるグリザベラ役には、その高い表現力が認められての抜擢となった歌手の高橋あず美。さらに、ふとっちょのバストファージョーンズ役に秋山竜次(ロバート)、気弱なミストフェリーズ役に『レディ・プレイヤー1』(2018)も記憶に新しい俳優・歌手の森崎ウィン、働き者で鉄道を愛するスキンブルシャンクス役にダンサー・俳優の大貫勇輔、そして猫たちの長老オールドデュトロノミー役に女優の大竹しのぶが決定。吹替版の音楽プロデュースは、数多の楽曲のアレンジ・プロデュースを手がけてきた蔦谷好位置が務める。

『キャッツ』の吹替版制作が認められたのは、日本を含め、わずか2ヶ国のみ。本国の制作チームによる監修のもと、歌唱力・表現力をチェックする厳しいテストが繰り返し行われたという。2019年11月18日(月)の制作発表会では、発表された7人のキャストと蔦谷が登壇し、意気込みを語った。

主人公ヴィクトリア役の葵わかなは「皆さんを『キャッツ』の世界へ誘えるよう頑張りたい。ヴィクトリアのオリジナル曲を歌えると思うと嬉しい」と挨拶。マンカストラップ役の山崎育三郎は「トム・フーパーの『レ・ミゼラブル』(2012)の大ファンなので、携われるのがとても嬉しい」と笑顔を見せ、グリザベラ役の高橋あず美さんは「大好きなミュージカルで、大切な『メモリー』を歌うことができるなんて信じられない。魂のこもった歌を皆さんに届けたい」と話した。また、猫たちの長老オールドデュトロノミー役を演じる大竹しのぶは、「こんな素敵な作品に携われるなんて、素晴らしすぎて世界に入れるか不安」と本音をこぼすも、「蜷川(幸雄)さんには“ジュディ・デンチのようになれ”と言われていたので、彼女の声を吹替えるなんて信じられない。この不安を拭えるよう頑張る」と語った。

また、音楽プロデュースを担当する蔦谷好位置は「この作品の吹替えはとてもハードルが高い。ジャンプしながら歌ったり、いろんな方法でアフレコ収録を行っていて、スタッフとも相談しながら本国に負けない日本版を制作している」と明かしつつ、「翻訳が一番難しく、T・S・エリオットは韻の踏み方が美しいので、音の響きを大切にしている。クリアしなきゃいけないポイントはたくさんあるが、現在収録した楽曲はすべて素晴らしい」と自信を覗かせた。また、製作中のため来日が叶わなかったトム・フーパー監督からは、「素晴らしい本編になると確信していますので、字幕と吹替の両方を楽しんでください」とのメッセージが本国から到着した。

なお制作発表会では、代表曲「メモリー」の日本語吹替版が、高橋あず美の歌唱、蔦谷好位置の伴奏による特別バージョンで初披露された。

映画『キャッツ』は2020年1月24日(金)全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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