名優オリヴィア・コールマン、念願のマーベル参戦に「感激しちゃった」 ─ 「シークレット・インベージョン」特別捜査官役で

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「シークレット・インベージョン」で、『ロスト・ドーター』(2021)『ファーザー』(2020)そして『女王陛下のお気に入り』(2018)の名優オリヴィア・コールマンがいよいよMCU参戦を果たす。
ディズニー/マーベル・スタジオが以前明かしたところによると、演じるのは特別捜査官のソニア・フォルスワース役。米USA Todayでは、「覚えてないのでネタバレはできませんよ!」と冗談めかした上で、初出演の感想を語った。
「まるで小規模の映画を裏切っているような気もしますが、私はマーベルのファンなんです。マーベルの映画が公開されるたび、エージェントに“私もスーパーヒーローになれる?”と聞いていて。そして、ようやくマーベル作品にほんの少しだけ出させてもらえました。感激しましたね。ひとりの俳優としては、ありとあらゆるものを演じることが夢。サミュエル・L・ジャクソンやドン・チードルにも会えましたから。」
本作「シークレット・インベージョン」は、MCU屈指の異色作となる本格スリラー。地球人に擬態したスクラル人がひそかに侵略を進める中、ニック・フューリー(演:サミュエル・L・ジャクソン)とスクラル人のタロス(演:ベン・メンデルソーン)が危機を防ぐため動き出すという物語だ。言わずもがなオリヴィア演じるソニアも、“敵か、それとも味方か”という立場のキャラクターとなるだろう。
オリヴィアの発言から想像できるのは、ひとまずソニアの出番がさほど多くないことと、サミュエル演じるニック・フューリーや、ドン・チードル演じるウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズとの共演シーンが中心になるであろうことだ。
もっとも、役名の「フォルスワース」というラストネームは、コミックのヒーローである初代ユニオンジャック/ジェームズ・モンゴメリー・フォルスワースとの繋がりを予感させるもの。のちのユニオンジャック/ジョセフ・チャップマンは、コミックでスクラル人との戦いに参加したこともある。こうした背景を踏まえてみると、映画界で最も注目される名優をキャスティングしておきながら、テレビシリーズのゲストという扱いだけで出番を終わらせることがあるだろうか……?
ところで「小規模の映画を裏切っているような気もする」と述べたオリヴィアは、もちろんマーベル映画をめぐる映画人の議論も重々承知している模様。「映画の世界で立ち位置をめぐる争いがあるのは知っていますし、全部理解しています。それでも、私は演じられて楽しかった」と振り返った。
ドラマ「シークレット・インベージョン」は2023年、ディズニープラスにて独占配信。
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Source: USA Today, The Direct