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ベネディクト・カンバーバッチ、サノス役ジョシュ・ブローリンと共演叶わず ― 両者多忙、スケジュール合わずか

ベネディクト・カンバーバッチ ジョシュ・ブローリン
[左]Benedict Cumberbatch https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28059440914/ [右]Josh Brolin https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14609924158/ All Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチとサノス役のジョシュ・ブローリンは残念ながら共演することができなかったようだ。各地のプロモーションにてベネディクトが明かしている。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレと捉えうる内容、および『ドクター・ストレンジ』(2016)のネタバレが含まれています。

ドクター・ストレンジ
Photo by DAVID HOLT ( https://www.flickr.com/photos/zongo/30548539612/ ) / Remixed by THE RIVER

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ドクター・ストレンジ&サノス、対面シーンでも共演ならず

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でベネディクトとジョシュが共演できなかった……とはいえ、どうやら劇中で二人は対面を果たすことになるようだ。それもそのはず、ドクター・ストレンジの首元にはサノスの求めるインフィニティ・ストーンのひとつ、タイム・ストーンが掛かっているのである。

英Radio Timesのインタビューにて、ベネディクトはサノスとの共演シーンについて語った。そのきっかけは、多忙のベネディクトに代わって、本作にドクター・ストレンジの代役俳優がキャスティングされたという話題である。2017年1月、撮影の一部に俳優アーロン・ラザールがドクター・ストレンジ役として参加し、のちにベネディクトが再撮影で演じ直すと伝えられたのだ。しかしベネディクトは、本件について明言を避けつつ、むしろサノス役のジョシュに代役が立てられていたことを明かしている。

「ジョシュは(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の現場に)あまりいなかったんですよ。ほかの仕事があって、多くの俳優とはたくさん共演できなかった。彼は『デッドプール2』を撮ってたんだと思います、僕も『カレント・ウォー(原題:Current War)』や『パトリック・メルローズ(原題:Patrick Melrose)』を撮っていましたしね。」

またシンガポールのレッドカーペット・イベントにて、ジョシュとの共演について尋ねられたベネディクトは「僕は会ってないんです」と答えている。おそらくストレンジとサノスの対面シーンは、終始ジョシュ不在で進められたということだろう。

しかし複数の証言を考え合わせると、「ジョシュがあまりいなかった」というよりも、ベネディクトとジョシュのスケジュールがことごとく合わなかったという可能性の方が高そうだ。
なぜならジョー・ルッソ監督は「撮影現場でたくさん仕事をしてくれました」と前述のイベントで語っているほか、2017年7月には、ジョシュ本人もヒーローたちと対面してサノスを演じられることを「とても楽しい」と話していたのである。多くの出演者がジョシュの演技にコメントしていることを鑑みても、おそらくベネディクトが不運だったのではないだろうか……。

ちなみにアンソニー・ルッソ監督は、豪華スターが夢の共演を果たす本作について、「撮影中ずっと全員を拘束したらハリウッドが回らなくなってしまう」述べていた。パズルのようなスケジュールを乗り越えて作り上げられたという本作、実際には共演していない俳優たちが画面上に共存するシーンも少なくないのかもしれない。ぜひそのあたりも頭に入れつつ…とはいえ、そんな余裕をもってこの映画に臨める人はそう多くなさそうだ。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Sources: RadioTimes, Marvel Singapore
Eyecatch Image: [左]Benedict Cumberbatch [右]Josh Brolin All Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。