英王室、『007』ダニエル・クレイグに勲章授与へ ─ ジェームズ・ボンドと同じ称号に

『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』をもってジェームズ・ボンド人生に幕を下ろしたダニエル・クレイグが、英王室から勲章を授けられる見込みであることがわかった。
ダニエルは、2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』から『ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの16年間、世界で最も有名なスパイ、ジェームズ・ボンドを演じた。ダニエルは新たなジェームズ・ボンド像を確立したというだけでなく、『007』映画シリーズの興行にも貢献。第23作『007 スカイフォール』は、興収成績においてシリーズ歴代No.1を記録している。
英Daily Mailによれば、イギリス王室が地域社会に貢献した人物に勲章を授ける「新年の叙勲」のリストに、ダニエルが含まれることになるという。過去には、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリーや3代目ジェームズ・ボンドのロジャー・ムーアが「Sir(サー)」の爵位を受けており、ダニエルも先輩ボンド俳優たちの仲間入りを果たすことになる。正式な「新年の叙勲」リストは、現地時間12月31日までに発表されるとのこと。
ダニエルが授けられる称号は、コネリーやムーアに授与された「サー」ではなく、聖マイケル・聖ジョージ勲章(Order of St Michael and St George)と呼ばれるもの。特に、外交活動において活躍した人物に贈られる勲章で、著名人に授与されるのは珍しいという。通称CMGと呼ばれる同勲章は、ダニエルが演じたジェームズ・ボンドも授与されているもので、それは『007 スカイフォール』でも間接的に言及されている。
2021年9月には、英海軍より名誉中佐(Honorary Commander)に任命されていたダニエル・クレイグ。彼の功績に、各界が敬意を表している。
Source: Daily Mail