「デアデビル:ボーン・アゲイン」はゴア描写控えめで「もうちょっと若い客層にアピール」

ディズニープラスで新たに描かれる「デアデビル:ボーン・アゲイン」は、どうやらNetflixのシリーズとは少々違ったテイストになるようだ。デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスが米NMEで語っている。
デアデビルは2015年から2018年にかけて、Netflixで全3シーズンかけてドラマ化。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の一部でありながら、本家シリーズにはないハードな暴力描写で大人のアメコミ作品ファンを魅了した。
その後、シリーズは権利都合で終了したが、2022年のMCUドラマ「シー・ハルク:ザ・アトーニー」で復活。ただし本シリーズがコメディであることに合わせて、デアデビルも軽快なトーンで登場した。
ファンは「ボーン・アゲイン」での再始動を喜んでいるが、一方でNetflixシリーズでの持ち味だった暴力描写が失われてしまうのではないかと懸念している。コックスはこの新作について、前シリーズからの「生まれ変わり(reincarnation)」である必要があると説明。「違うことをやらないと。じゃないと、やる意味ないでしょ?」
「僕の意見としては、このキャラクターはちょっと大人向けにした方がうまくいく。僕の勘だと、ディズニープラス配信ということで、ダークにはなるけど、“グロい”まではいかないかな。」
グロ描写を期待している人には「もう(Netflix)でやったよ、と言いたい」とコックス。この新シリーズでは、「うまくいったところは活かしつつ、もうちょっと客層を広げられないか?前回学んだことを忘れずに、今回はもうちょっと若い客層にもアピールできないか?」といった挑戦を念頭に置いているそうだ。
「ボーン・アゲイン」についてコックスは以前にも、Netflix版から続く「シーズン4」ではなく、新たな「シーズン1」になると語っており、過去シリーズとの接続性は定かではない。デアデビルと宿敵キングピンは、ドラマ「ホークアイ」からの新作ドラマ「エコー(原題)」にも登場予定。この「エコー」のラストは「ボーン・アゲイン」に直結するという。
撮影は2023年2月より開始し、同年12月に終える予定。配信は2024年となる。
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Source:NME