「デアデビル:ボーン・アゲイン」Netflix時代のスタント・コーディネータ再起用、フォギー&カレンも無事再登場か

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)期待の新ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」が、文字通り“ボーン・アゲイン”する。ストライキの影響や企画刷新で一時中断されていた撮影が2024年1月22日(現地時間)より再開。Netflix「デアデビル」(2015-2018)時代のスタント・コーディネーター、フィリップ・シルベラが復帰する。
シルベラの再登用は、Netflix版精神への回帰を意味している。「ボーン・アゲイン」は当初、ハードなアクションが魅力だったNetflix版からスタッフを一新し、“法廷モノ”として構築されると伝えられていた。第1話〜第4話まで、主人公マット・マードックがデアデビルのスーツを着て登場することはなかったという。
撮影を開始した後、2023年6月にはストライキのため中断。その際にマーベル・スタジオの幹部によって撮影内容の確認が入り、作品として満足できる出来ではないと判断。製作陣を総入れ替えしての再起を図っていた。
当初、マーベル・スタジオやディズニーがNetflix時代から決別するように新チームで製作に取り組んでいたことは、Netflix版のクリエイターから批判を招いていた。スタント・ダブルを務めていたクリストファー・ブリュースターは面談の機会すら与えられなかったと嘆き、「シー・ハルク:ザ・アトーニー」に登場したデアデビルを見れば「アニメキャラみたいに格下げされている。ダサくなっていた」と批判。ショーランナーを務めていたスティーヴン・S・デナイトも、詐欺的なやり方だと指摘していた。
企画見直しの後、「ボーン・アゲイン」は「パニッシャー」(2017-2019)のダリオ・スカルダパンがショーランナーとして登板。パニッシャー/フランク・キャッスル役のジョン・バーンサルも復帰する。パニッシャーはNetflixシリーズ内でもとりわけバイオレンス描写と密接なキャラクターであるだけに、ハード路線への回帰が伺える采配だ。
さらにThe Hollywood Reporterによると、長らく復帰が待ち望まれていたフォギー・ネルソン役のエルデン・ヘンソン、カレン・ペイジ役のデボラ・アン・ウォールも復帰するとの情報も伝えられている。このふたりは主人公マット・マードックと切っても切り離せない友人で、いわばハリー・ポッターにおけるロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーのような存在。にもかかわらず「ボーン・アゲイン」には再登場しないと伝えられており、ファンの間では疑問の声が上がっていた。
当初「ボーン・アゲイン」は全18話と伝えられていたが、こちらも変更となり、より少ないエピソード数になるという。また、キングピンとデアデビルが登場したドラマ「エコー」の配信によって、ディズニープラスでは「デアデビル」「パニッシャー」、「ホークアイ」の視聴数が増加したそうだ。こうした好評を受け、マーベル・スタジオはキャラクターのさらなる活用に興味を示し、すでに新アイデアを練っているところだという。
「デアデビル:ボーン・アゲイン」は2025年配信予定。
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Source:The Hollywood Reporter