Menu
(0)

Search

「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、ルーク・ケイジ&アイアン・フィストは参戦するか? ─ 「あまり言わない方がいい」とプロデューサー

チャーリー・コックス マイク・コルター フィン・ジョーンズ
[左]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35794907550/ [中]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35794958200/ [右]https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35380647273/ All Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2に、クリステン・リッター演じるジェシカ・ジョーンズが復帰する。Netflixで展開された“ディフェンダーズ・サーガ”から復活したスーパーヒーローは、デアデビルに続いて2人目だ。

これを受けてファンの間では、ルーク・ケイジ役のマイク・コルターと、アイアン・フィスト/ダニー・ランド役のフィン・ジョーンズの復活を望む声がますます高まっている。シーズン2は2026年3月に配信開始、すでにシーズン3の製作も決定しているが、2人の再登場の計画はあるのだろうか?

マーベル・スタジオのテレビ部門を統括するブラッド・ウィンダーバウムは、米Entertainment Weeklyの取材にて、ルーク・ケイジ&アイアン・フィストの登場について「あまり私からは言わないほうがいいでしょう」と述べ、具体的なコメントは避けた。その一方、ジェシカ・ジョーンズの復帰は第一の選択肢だったことを明かしている。

「『ジェシカ・ジョーンズ』は素晴らしく、とりわけ第1シーズンはマーベル史上最高のテレビシリーズのひとつ。クリステンはこのキャラクターをしっかりと体現していました。[中略]最初の、そして最高のアイデアは、クリステンに復帰してもらい、フィスクが牛耳るニューヨークで、数々の困難のなか、マットが結成しようとしているレジスタンスの一員にすることでした。」

シーズン1はデアデビルが市長キングピンに立ち向かうため仲間を集める展開で幕を閉じており、ジェシカ・ジョーンズの復帰はこれを受けてのものだ。以前からショーランナーのダリオ・スカルダパンは、ディフェンダーズの登場には「誰が、なぜ登場するのか」という必然性が不可欠だと強調。ジェシカ・ジョーンズはその条件をきちんと満たしていたのだろう。

デアデビル:ボーン・アゲイン 第9話
(c) 2025 Marvel

改めて、ウィンダーバウムは「誰が登場するのか、ということに焦点を合わせてよいのかわかりません」と述べ、「それ以上に深いものがあります。ファンの皆さんにはご褒美も用意していますが、(本作で)大切なのは、キングピンがニューヨークで築き上げている世界の利害関係です」と語った。

「ニューヨークの政治が物語の大部分を占めています。これは悪魔のスーツを着て走り回る男の物語ですが、ダリオの脚本は、登場人物たちの複雑な相互作用をはじめ、ニューヨークや市庁舎の世界、そしてフィスクへの抵抗運動の高まりを見事に描いています。まるでファンタジー大作や『ゲーム・オブ・スローンズ』のようでもあり、“宮廷陰謀もの”のようなストーリーテリングはとても面白いですよ。」

すなわち現時点で、ルーク・ケイジとアイアン・フィストの登場はまったくの未知数。まずはシーズン2の新展開をじっくりと堪能しつつ、“ファンへのご褒美”も楽しみにしておこう。

ちなみに、ルーク・ケイジ役のマイク・コルターは「希望は捨てていません。不可能だとは思いません」と述べ、アイアン・フィスト役のフィン・ジョーンズも「チャンスをくれ、と言いたいです。僕はここにいるし、準備もできている」と熱意を示していた。2人の願いはいずれ叶うだろうか?

「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2は、2026年3月にディズニープラスで配信予定。

Source: Entertainment Weekly

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly