『デッドプール3』も変わらずブラックネタ全開、「デッドプールはデッドプールのまま」と脚本家

ライアン・レイノルズ主演、『デッドプール』第3作は相変わらずブラックで、ユーモアにあふれた作品となりそうだ。前2作品に引き続き脚本を手がけるレット・リース&ポール・ワーニックが、Den of Geekのインタビューにて説明している。
R指定映画としておなじみの人気映画『デッドプール』。20世紀フォックスのもと、『デッドプール』第1作が2016年、『デッドプール2』第2作が2018年に公開され、世界中で記録的な興行収入を樹立したほか、マーベルファンおよび批評家から高い評価を獲得した。2019年には20世紀フォックスが、ディズニーにより買収。この買収を経た第3作は、マーベル・スタジオのもとでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品として製作される見込みだが、フレンドリーでファミリー向けの作品に変わってしまうのではないかと不安視されている。
「仲間たちを再結集し、新しいキャラクターやヴィランなど、MCUの新しい背景を持つことは、かつてないスリルを味わうことができます」「デッドプールはデッドプールのまま」。これまで通り下品でブラックユーモアにあふれたジョークをはじめ、バイオレンス・アクションというシリーズに欠かせない要素が最新作でも継承されることを示唆したのは、脚本家のレット・リース&ポール・ワーニックだ。
「その点はご心配なく。彼ら(ディズニー)は、非常に協力的な姿勢でいますから。もしも一線を越えたジョークがあったら、“そのジョークはダメかもしれない”と言われることはあるかもしれません。ただ、僕たちがやっていることに対してすごく協力的です。僕たちは長い間、彼らとは別のところでやってきて、その成功を見て、彼ら自身もさらに大きな成功を収めてきたわけですから。だから、上手くいけば天国のような結婚ができるかもしれません。でも、僕たちは間違いなく彼らのサポートをもらっていますし、それは素晴らしいことだと感じていますよ。」
2021年1月にマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギが、第3作をR指定とする意向を示していたことからも、『デッドプール』シリーズならではの独特な雰囲気や作風が引き継がれることにはやはり期待して良さそうだ。また、ディズニー傘下に入ったことによるこれまでにはなかった化学反応にも注目したい。
なお本作の監督を務めるのは、ショーン・レヴィ。『フリー・ガイ』(2021)『アダム&アダム』(2022)につづくライアン・レイノルズとのタッグとなる。撮影時期については不明だが、ライアンは以前、2022年内に始まる可能性を「70%」と語っていた。
▼『デッドプール』の記事
ライアン・レイノルズ、『グリーン・ランタン』で学んだ「スペクタクルよりもキャラクター」 ─ 「普段しゃべっているのと同じようにセリフを書く」 『デッドプール』にも活きた 『デッドプール』新企画、ライアン・レイノルズが執筆中 ─ 「ちょっとしたものを書いている」 なんだなんだ? アベンジャーズ新章、始動 ─ 『サンダーボルツ*』から『ドゥームズデイ』へ、マーベル新時代の伏線を大整理 PR徹底特集! 『デッドプール2』ドミノ、MCU合流の可能性は ─ 「マーベルとは何も話していません」とザジー・ビーツ ザジー・ビーツは『ジョーカー』にも出演 『アベンジャーズ』にデッドプール&ウルヴァリンは登場する?監督「観客に挑むような映画になる」 メイビー?
Source:Den of Geek