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『デッドプール』R指定継続か、PG指定でMCU参入か ─ ディズニーが検討中との報道、監督は「R指定でなくても良い」

デッドプール2
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

20世紀フォックス製作、ライアン・レイノルズ主演の『デッドプール』シリーズがひとつの岐路に立たされている…かもしれない。ディズニーと20世紀フォックスの事業統合を経た今、ディズニーは『デッドプール』シリーズをR指定で継続するか、PG指定でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に合流させるかの検討を行っているという。米Varietyのブレット・ラング記者が伝えた。

2019年8月6日(米国時間)、ディズニーは投資家向けの収支報告会を開催。そのなかで、ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは、20世紀フォックスが権利を保有していた『X-MEN』『デッドプール』『ファンタスティック・フォー』がマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長によって指揮されることを再度明らかにした。そのうえで、ブレット記者は「デッドプールをそのままR指定の単独映画として続行するか、あるいはPG-13指定のMCU映画にするのかという話し合いが存在すると聞いています」と記した。話し合いの有無については、あくまでブレット記者が独自に入手した情報であり、ディズニーが公式に発表したものではない。

もっとも、『デッドプール』をPG-13指定にするという試みはすでに実践されている。『デッドプール2』(2018)に新たなパートを追加し、既存パートに再編集を施したPG-13版『デッドプール2のおとぎばなし』(2018)は、“R指定ヒーロー”たるデッドプールのファンにも十分受け入れられる仕上がりとなったのだ。それゆえだろう、『デッドプール2』『おとぎばなし』を手がけたデヴィッド・リーチ監督は英Yahoo! Moviesの取材でこのように述べている。

(MCUに)R指定作品が絶対に必要ということはないし、『デッドプール』も絶対にR指定でなければいけないものではありません。またディズニーも、PG-13の映画だけを作っていなければならないわけでもないでしょう。幸せな落としどころが見つかると思いますよ。(ディズニーが)デッドプールをどうしたいのかについては分からないことも多いですが、話し合いはすべてポジティブなものと聞いています。デッドプールの進む道を見つけようとなさっているんでしょう。」

デッドプール2
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

以前、ボブ・アイガーCEOは「R指定の『デッドプール』がマーベルファンから確かな人気を得ていることはわかっています。そういうものは今後も続けていきますし、それ以上の余地があるかもしれません」と発言。R指定での継続を保証してはいないものの、『デッドプール』シリーズの方針を守る意思は示していた。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長も「ボブには“うまくいっているところは変えないように”と言われました。『デッドプール』は間違いなく成功しています。変える理由がどこにありますか?」述べており、基本的な見解は一致していると思われる。すなわち主な論点は、R指定で激しい表現を継続するのか、それらを我慢する形でPG指定に収めるのかという、いわば演出や表現のレベルにあるといえそうだ。

ちなみにデッドプールの生みの親である、ライター&アーティストのロブ・ライフェルド氏は、フォックスによるR指定作品と、マーベル・スタジオによるPG指定作品の両方を共存させるという方法を予測してもいる。いわく「(デッドプールと)ヴァネッサのいたずらをディズニー・キャッスルでやるわけにはいかないでしょう」とのこと。なるほど……。

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Sources: Yahoo!, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条として、海外の映画・ドラマを中心に執筆しています。日本国内の映画やアニメーションも大好きです。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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