『デッドプール3』ディズニーで始動 ─ ライアン・レイノルズ続投、脚本家も決定

米ディズニーが、『デッドプール』映画第3作の企画を始動させていたことが明らかになった。米Deadlineが伝えた。
『デッドプール』はマーベル・コミックの人気キャラクターを単独映画化したもので、2016年に第一作が、2018年に続編『デッドプール2』が公開された。20世紀FOX(当時)の『X-MEN』シリーズのスピンオフという位置づけで、劇中にはX-MENのキャラクターのカメオ出演もあった。
米ディズニーが2019年に20世紀フォックスを傘下に収めたことにより、『デッドプール』続編の計画は不透明になっていた。とりわけ、R指定の過激な描写がウリの『デッドプール』の世界観と、ディズニー・ブランドとの親和性が懸念されていた。
この度報じられたところによると、ディズニーは過去一ヶ月にわたって、一部の脚本家らから次回作のピッチ(プレゼン)の場を設けており、ライアン・レイノルズも同席していたという。そこで白羽の矢が立ったのは、ウェンディー・モリノーとリジー・モリノーという姉妹。コメディ・アニメ「ボブズ・バーガーズ」でエミー賞ノミネートの常連で、2017年にはアニメーション番組賞も獲得している。
『デッドプール2』はデヴィッド・リーチが監督を務めたが、同氏は『マトリックス4』アクション監修や伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』実写映画の監督、ライアン・ゴズリングとの映画など多忙。『デッドプール3』製作時期は不明のため復帰の可能性はあるものの、脚本家探しの場にリーチがいなかったらしいことを考えると、第3作へは戻らないのではないかとDeadlineは見立てている。
『デッドプール3』の実現は、マーベル・ファンにとって重要だ。これは、20世紀FOX買収後、初めて旧『X-MEN』系列映画作品の具体的な進捗として知らされたニュース。マーベル・シネマティック・ユニバースとの合流が期待される旧『X-MEN』ユニバースだが、“第四の壁”を超えるデッドプールをもってすれば、思わぬ形でのコラボレーションが期待できるかもしれない。なお、『デッドプール3』も変わらずR指定として検討されているとのことだ。
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Source:Deadline