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レオナルド・ディカプリオ、ギレルモ・デル・トロ監督の新作映画に出演交渉中 ─ 傑作ノワール『悪魔の往く町』リメイクへ

ギレルモ・デル・トロ レオナルド・ディカプリオ
[左]GuillemMedina https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Guillermo_del_Toro,_Festival_de_Sitges_2017.jpg [右]NASA/Goddard/Rebecca Roth https://www.flickr.com/photos/gsfc/26105091624/

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)や『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)などのレオナルド・ディカプリオが、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)ギレルモ・デル・トロ監督の新作映画に出演交渉中であることがわかった。米Varietyなどが報じている。

報道によれば、ディカプリオが交渉に入っているのは、1947年に製作されたフィルム・ノワールの傑作『悪魔の往く町』をデル・トロがリメイクする『Nightmare Alley(原題)』。ウィリアム・リンゼイ・グレシャムが1946年に発表した同名小説を映画化した作品で、詐欺師の男が人々を騙して金を稼ぐため女性心理学者と手を組むが、やがて女性の野心が男を上回り、二人の関係性は逆転していく……。

本作でデル・トロは脚本・監督・製作を兼任。共同脚本には、これまでカナダ発のホラー映画に携わってきた女性脚本家のキム・モーガンが名を連ねた。世界配給は『シェイプ・オブ・ウォーター』に続き、フォックス・サーチライト・ピクチャーズが担当する。

Netflix製作のストップモーション・ミュージカル映画『ピノキオ(邦題未定、原題:Pinocchio)』や、J・J・エイブラムスの製作会社バット・ロボットと手がけるアクション映画『Zanbato(原題)』など、いまやデル・トロは数多くのプロジェクトを抱える身。「どの作品から撮影するか、お楽しみに」と述べていたデル・トロだが、本作はキャスティングが完了しだい、2019年秋にも撮影が始められるとのことだ。

なおディカプリオの最新作は、クエンティン・タランティーノ監督と『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)以来7年ぶりにタッグを組む『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。同作では落ち目のテレビ俳優という、本人のスターぶりとはかけ離れた役柄を演じ、同じくハリウッドきってのスター俳優であるブラッド・ピットと共演している。

映画『Nightmare Alley(原題)』の公開時期は不明。

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。