スピルバーグ監督最新作『ディスクロージャー・デイ』2026年夏公開決定、予告編 ─ 宇宙に別の存在が?人類史を覆す「開示の日」が近づく

スティーヴン・スピルバーグ監督による劇場映画最新作『Disclosure Day』が、邦題『ディスクロージャー・デイ』として2026年夏に日本公開となることがわかった。特報映像とメイキング画像が届けられている。
もし、私たちがこの宇宙で“ひとりではなかった”と知ったら。もし誰かがそれを示し、証明してみせたとしたら、あなたは恐怖を感じるだろうか。私たちは「ディスクロージャー・デイ(開示の日)」へ、限りなく近づいているのだ。
映像は、不穏なナレーションとともに幕を開ける。舞台はニュース番組のスタジオ。天気予報キャスターを務める女性(エミリー・ブラント)が、いつも通り淡々と原稿を読み上げる中で、彼女の声が徐々に異変を帯びていく。その不気味で異質な“音”は、フロアに居合わせたスタッフたちを動揺させ、緊張感は一気に高まる。
続いて映し出されるのは、森の中で動物たちが何かに導かれるかのように集まっていく、不可思議な光景。一見すると脈絡のない断片の連なりだが、「この果てしない宇宙を創って/人類だけに託すかしら?」というナレーションが重なることで、人類が当然の前提として信じてきた世界観そのものが揺さぶられていく。
さらに、謎めいた男性(ジョシュ・オコナー)が現れ、「全人類には、その真実を知る権利がある。“開示”する。全世界に一斉に」と語りかける。そこで示唆されるのは、人類史を根底から覆しかねない、あまりにも巨大な“事実”の存在だ。わずか数十秒の映像ながら、観る者を一瞬で引き込み、強烈な余韻を残す。壮大でありながら現実味を帯びた物語の気配は、これまで幾度となく映画史を更新し、新たな地平を切り拓いてきたスティーヴン・スピルバーグの真骨頂を、確かに予感させる。
エンターテインメントの概念そのものを更新し続けてきたスピルバーグが、再び到達した新たな境地。近年はドラマシリーズの演出にも力を注いできたスピルバーグだが、『E.T.』(1982)、『A.I.』(2001)、『マイノリティ・リポート』(2002)といった作品で世界中を魅了してきた、“スピルバーグSF”の真髄が、ここにきて新たな形で立ち上がろうとしている。その第一歩は、映画史を再び塗り替える壮大な幕開けとなるに違いない。

脚本を手がけるデヴィッド・コープは、これまでも『ジュラシック・パーク』(1993)、『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)、『宇宙戦争』(2005)、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)などでスピルバーグと名コンビを築いてきた名匠だ。両者が生み出してきた作品群は、全世界で累計30億ドル以上の興行収入を記録している。
キャスト陣もまた、スピルバーグ作品にふさわしい顔ぶれが揃った。主演を務めるのは、全米映画俳優組合賞(SAG)受賞、アカデミー賞ノミネート歴を持つエミリー・ブラント(『オッペンハイマー』(2023)『クワイエット・プレイス』(2018))。エミー賞およびゴールデングローブ賞を受賞したジョシュ・オコナー(『チャレンジャーズ』(2024)「ザ・クラウン」)、アカデミー賞受賞のコリン・ファース(『英国王のスピーチ』(2010)『キングスマン』シリーズ)、U2のボノを父に持つイヴ・ヒューソン(「バッド・シスターズ」「理想のふたり」)、そしてアカデミー賞に2度ノミネートされたコールマン・ドミンゴ(『シンシン/SING SING』(2023)『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』(2023))ら、世界的実力派が名を連ねる。
『ディスクロージャー・デイ』は2026年夏、日本公開予定。配給は東宝東和。




























