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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ガン監督の復帰交渉、ディズニーは『スーサイド・スクワッド』就任を認識していなかった

ジェームズ・ガン
Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:James_Gunn_(28663744545).jpg

2018年夏、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が、過去の不適切発言ゆえにガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』から解雇された。その後ガン監督は復職しているが、ディズニー/マーベル・スタジオとの復職交渉が始まった当時、ディズニー側は、ガン監督がDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』に就任していることを認識していなかったという。

2020年2月末、『ザ・スーサイド・スクワッド』の本撮影を終了したガン監督はInstagramにてファンの質問に応答。「『ザ・スーサイド・スクワッド』がなくてもディズニーは『Vol.3』に戻してくれたと思いますか?」との問いかけに、「(復帰の)話が初めてあった時、彼ら(ディズニー)は『ザ・スーサイド・スクワッド』のことを知らなかったですよ」と返している。まさか、そんなことある……?

https://www.instagram.com/p/B9J8oaygogf/

気になるのは、ディズニー/マーベル・スタジオが果たしていつの段階でガン監督に復職のオファーを出したのかということだ。ガン監督の解雇が判明したのは2018年7月のこと。当時、2019年初頭の撮影開始を目指して企画は進められていたが、翌月にはプリプロダクション(撮影準備)のチームも任を解かれ、製作は無期限保留となっている。この報道に前後して、ディズニーはガン監督を復職させない意向を強めているとも伝えられていた

一方、それからさほど間を空けない2018年10月には、『ザ・スーサイド・スクワッド』の脚本をガンが手がけるという第一報が世に出ている。その後、2019年1月末には監督就任に向けてワーナー・ブラザース/DCコミックスとの契約に入ったとの情報も流れた。このニュースは映画業界を揺るがすものとして大きく報じられたが、それらすべてをディズニーが認識していなかったということがあるだろうか。なお、ガン監督が『Vol.3』に復職したと報じられたのは、それから約1か月半後の2019年3月16日のことである。

ディズニー/マーベル側は、少なくとも2019年1月上旬の時点で、ガンが『ザ・スーサイド・スクワッド』に参加していることを認識していたと思われる。ゴールデングローブ賞の授賞式にて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は『ザ・スーサイド・スクワッド』について「ジェームズ・ガンは良い映画を作りますから」と語っていたのだ。この時、ファイギ社長は『Vol.3』について「いつ、どこで、どうやってやるのかは追ってお知らせします」と述べていたが、すでに水面下ではガン監督の復職が進められていたとみられる。

ともあれガン監督は、無事に『Vol.3』に帰ってきた。先がけて製作されている『ザ・スーサイド・スクワッド』は、これから2021年夏の米国公開に向けてポストプロダクション(撮影後作業)が進められることになる。かねてより『Vol.3』は『ザ・スーサイド・スクワッド』完成後に製作開始となることが明かされていたが、このたびガン監督は「ポストプロダクションが終わってから『Vol.3』のプリプロダクション(撮影準備)を始めます」ともコメント。『Vol.3』のお披露目までは、まだもう数年間の辛抱となりそうだ。

ジェームズ・ガン監督作品『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。

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Source: James Gunn

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。劇場用プログラムや各種媒体への寄稿なども喜んで承りますので、お気軽にお尋ねください。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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