米ディズニー、21世紀フォックス社の事業買収間近 ― 12月第3週にも公式発表か、米報道

米ウォルト・ディズニー・カンパニーによる21世紀フォックス社の事業買収交渉が、まもなく合意に達すると米国にて報じられている。一連の報道が始まったのは、現在からちょうど1ヶ月前にあたる2017年11月6日(現地時間)。当時は両者間の話し合いが中断されているといわれていたが、11月末には交渉が急ピッチで進行しているという噂が流れていた

このたびの情報を伝えているのは、本件の第一報を入手した米CNBC局。実情に詳しい関係者によれば、ディズニーと21世紀フォックスは契約を結びつつあり、来週(12月第3週)にも公式にアナウンスされる可能性があるという。これまでディズニーは、21世紀フォックス社の映画事業(20世紀フォックス)やテレビ事業の多く、またイギリスやアジアで衛星放送を実施するスター社&スカイ社の買収を見込んでいるといわれていた。ただし最終的にどのような契約が結ばれるのかは、今後の発表を待つほかない状況だ。
なお、ソニー・ピクチャーズ エンターテインメントや大手ケーブルテレビ会社のコムキャスト、携帯電話会社のベライゾンもフォックス社の事業買収に名乗りをあげていたが、ディズニーが一歩先を行ったものとみられる。

関係者によると、このたびディズニーは事業買収に600億ドル(約6.7兆円)以上を投じているという。ちなみに米Deadlineによれば、21世紀フォックス社のジェームズ・マードックCEOは本件についてのコメントを拒否しているとのことだ。

ディズニーが21世紀フォックス社の事業買収に踏み切った背景には、2019年に開始されるというディズニー独自の映像配信サービスの存在のほか、マーベル・コミック作品『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』の映像化権を保有することでマーベル・シネマティック・ユニバースの充実を図る、また『スター・ウォーズ』シリーズの権利をすべて保有して配給・商品化をスムーズに行うなどの意図があると推測されている。詳細はこちらの解説記事をご一読いただけると幸いである。

【解説】米ディズニー、21世紀フォックス社と買収交渉 ― スター・ウォーズ、マーベル映画の今後はどうなる

いずれにせよ、映画・テレビ業界には史上まれにみる地殻変動が起こることになりそうだ。今後の報道からもますます目が離せない。

Sources: https://www.cnbc.com/2017/12/05/disney-and-fox-are-closing-in-on-deal-could-be-announced-next-week–sources.html
http://deadline.com/2017/12/foxs-james-murdoch-declines-talk-disney-negotiations-1202220424/

About the author

稲垣 貴俊(Takatoshi Inagaki)。THE RIVER編集部。わかりやすいことはそのままに、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすくしてお伝えできればと思っております。

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