米ディズニー社による21世紀フォックス社買収に急展開か

かねてより報道のあった米21世紀フォックス社と米ディズニー社の事業買収計画について、水面下での進展を匂わせる情報が舞い込んだ。

日頃よりハリウッドの最新情報を伝える米メディアのDeadlineは、レポーター同士の対談記事を2017年11月28日(現地時間)に掲載。その冒頭で、映画ビジネスに精通するベテラン編集者マイケル・フレミング氏が以下のように伝えた。


「(略)ディズニー社は噂にあるフォックス買収について、急ピッチで進めているようです。私の情報によると、ルパード・マードック(編註:21世紀フォックスの実権を持ち、米メディア界に大きな影響力を持つ人物)らはスポーツとニュースのチャンネルを保持し続け、TVと映画スタジオをディズニーに渡すということです。」

件の買収計画については2017年11月6日(現地時間)に米CNBC局が第一報を伝えた。この時点で交渉の事実は過去のものであると伝えられていたが、今後も断続的に行われる可能性があるとも報じられた。その後、米ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント社、コムキャスト社、ベライゾン社も揃って買収への関心を示している事が明らかになっていた

あくまでもマイケル氏の情報によれば、メディアの及ばぬ水面下で買収が再開、さらに交渉成立に向けて急展開を見せているとのことになるが、同氏は「ディズニー社はマーベルとルーカスフィルム買収交渉の際も沈黙下で進めていました。もし我々が知り得ることがあれば、それは発表のタイミングになるでしょう」と振り返っている。

 

米ディズニーは2009年に『アベンジャーズ』シリーズのマーベル・エンターテインメントを、2012年に『スター・ウォーズ』のルーカスフィルムを買収、一大フランチャイズを拡大した。映画スタジオの20世紀フォックスもディズニー傘下に加わることとなれば、同社の保持する『スター・ウォーズ』過去作がディズニーで一括されるほか、『X-MEN』シリーズや『デッドプール』といったマーベルキャラクターらが『マーベル・シネマティック・ユニバース』への合流が可能となる。一方で、20世紀フォックスは『デッドプール』(2016)『LOGAN/ローガン』(2017)でR指定の過激な表現による独自の世界観を切り開いており、今後のシリーズ作でも追随するものとされる。これらの表現はディズニー傘下では実現が難しいと見られるだろう。

Source:https://deadline.com/2017/11/disney-fox-deal-should-shamed-artists-be-stricken-from-history-1202214838/

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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