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『美女と野獣』ガストンの実写映画が企画中 ─ 新キャストで描く冒険活劇、『スパイダーバース』脚本家が就任

美女と野獣
©Disney 写真:ゼータ イメージ

ディズニーの名作アニメーション映画『美女と野獣』(1991)より、ヴィランであるガストンの実写映画が企画されていることがわかった。米Deadlineが報じている。

『美女と野獣』は同名のフランス童話に基づき、読書好きの少女ベルが、呪いによって野獣に変えられた王子に恋をする物語。ガストンはベルに思いを寄せる傲慢な狩人で、求婚のためにベルの父モーリスを利用したり、野獣を殺そうと目論んだりする。原作に登場しない、ディズニー版のオリジナルキャラクターだ。

実写版『美女と野獣』(2017)ではガストン役をルーク・エヴァンスが演じて好評を博し、ディズニープラスでの前日譚ドラマも製作予定だったが、そちらは頓挫した。2022年9月には企画が保留されたことが報じられ、その後の続報は届けられていない。

このたび報じられた実写版『ガストン(仮題)』は企画開発の初期段階だが、エヴァンスは続投せず、新たな俳優を起用した新解釈のオリジナルストーリーになるという。“冒険活劇もの”の作風になるようで、ディズニーはアイデアに乗り気だとされている。

脚本は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)や『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)のデイヴ・キャラハム。以前の草稿は「ロキ」(2021)のケイト・ヘロンとブライオニー・レッドマンが執筆した。プロデューサーは「キャシアン・アンドー」(2022-2025)「オビ=ワン・ケノービ」(2022)のミシェル・レジュワンが務める。

近年、ディズニーは名作アニメーションの実写映画化に積極的であり、今年は『リロ&スティッチ』が大ヒットを記録。『白雪姫』(2025)が惨憺たる結果となった際は、『塔の上のラプンツェル』実写化企画が一時停止されたことが報じられたが、ディズニーは再び実写化企画に積極的な姿勢を示しており、『塔の上のラプンツェル』も企画が再開されている

ちなみにガストンの実写映画は、『眠れる森の美女』から派生した『マレフィセント』シリーズや、『101匹わんちゃん』の悪役前日譚『クルエラ』(2021)と同じく“ヴィラン単独映画”の系譜。男性ヴィランの単独映画は初めてとなる。

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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