Menu
(0)

Search

『X-MEN: ダーク・フェニックス』『ニュー・ミュータンツ』公開延期の背景が判明か ― 両作ともに再撮影実施との噂

X-MEN
Photo by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/3500203823

2018年3月26日(米国時間)、20世紀フォックスは映画『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN: ダーク・フェニックス(原題:X-Men: Dark Phoenix)』およびスピンオフ作品『ニュー・ミュータンツ(原題:New Mutants)』の公開延期を発表した。新たに設定されたのは、前者が2019年2月14日、後者が2019年8月2日。それぞれ当初の公開予定からは約3ヶ月、約16ヶ月の先送りとなっている。

世界中に多くのファンを抱えるマーベル映画、そして『X-MEN』シリーズとあって、この公開延期には戸惑いの声が多く聞かれた。2018年末~2019年中頃にはディズニーによる20世紀フォックス買収が完了する可能性もあるため、その影響が早くも出ているのではないかとする説すら生じたのだ。


今回の公開延期について、米ColliderおよびComicbook.comは独自の情報源から“事態の真相”を伝えている。ただし情報の出所が定かでないため、本記事は確実な信憑性を保証できるものではない。あくまで噂レベルの内容としてご理解いただければ幸いである

『ダーク・フェニックス』『ニュー・ミュータンツ』ともに再撮影へ

『X-MEN: ダーク・フェニックス』は、これまでシリーズの製作・脚本を務めてきたサイモン・キンバーグによる初めての監督作品だ。Colliderによれば、本作はすでにテスト試写の段階まで到達しており、そこで再撮影の実施が決まったという。しかしジェニファー・ローレンス、マイケル・ファスベンダー、ジェームズ・マカヴォイといった一級のスター俳優を再び招集するのは難しく、必要な出演者が2018年8~9月頃まで揃わないという問題が生じたというのだ。これでは劇場公開までの時間が長くとも2~3ヶ月しかないため、仕上げ作業に時間をかけるべく公開延期が決定されたのだとか。

またComicbook.comが伝えた情報も、再撮影が必要になったという内容ではおおむね一致している。ただしこちらには状況がやや具体的に記されており、テスト試写を経て「ストーリーの重要なポイントを変更するため、数週間の再撮影が必要になった」、しかし物語のキーパーソンであるジーン・グレイを演じるソフィー・ターナーが、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影で2018年9月まで拘束されているために再撮影が始められないのだという。こちらも大枠はColliderの情報と矛盾しない。

一方、さらに複雑な状況に置かれているのが『ニュー・ミュータンツ』だろう。『きっと、星のせいじゃない。』(2014)のジョシュ・ブーン監督による、シリーズ初の青春ホラー作品として製作された本作は、今回の発表で2度目の公開延期となる。前回延期が決定された際、その背景には「ホラー映画として十分に怖くなかったから」という理由が有力視された。本作は登場人物を追加するなど、大規模な再撮影が行われるようだ。

Colliderの情報によれば、『ニュー・ミュータンツ』の製作現場ではジョシュ監督とフォックスの間で対立が生じたという。一度完成した作品に監督は満足していたが、フォックスは『LOGAN/ローガン』(2017)や『デッドプール』(2016)同様、独自のテイストを作品に求め、少なくとも全編の半分以上を撮り直す、全編にわたって登場人物を1, 2人増やすことになったというのだ。この要求について、ジョシュ監督はスタジオとの間に「創造上の相違(creative difference)」を感じている、と記されている。

繰り返すが今回の情報はあくまで噂レベルの内容にすぎず、これらすべてが真実とは断言できない。また、おそらく再撮影が実施されることは事実とみられるが、大作映画において再撮影・追加撮影は多くの場合行われるもので、そのすべてが製作トラブルを意味するものではない。現状、ファンは続報をじっと待つしかない状態といっていいだろう。

映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は2019年2月14日、『ニュー・ミュータンツ』は2019年8月2日に米国公開予定

Sources: Collider, Comicbook.com
Eyecatch Image: Photo by JD Hancock

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly