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『ドクター・ストレンジ』続編、スコット・デリクソン監督が降板 ─ 製作総指揮として企画残留へ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品、『ドクター・ストレンジ』(2016)の続編映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』から、スコット・デリクソン監督が降板したことがわかった。

米Varietyによれば、デリクソン監督の降板は「創造上の相違(creative difference)」によるもの。デリクソン監督は前作に続いての登板となる予定で、“MCU初の怖い映画”となる本作について、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はその才能に大きな信頼を寄せていた。なお、デリクソンはエグゼクティブ・プロデューサーとして企画に残留する

スコット・デリクソン
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48470901031/

『ドクター・ストレンジ』続編は2020年5月から撮影が開始される予定。現時点はマーベル・スタジオは撮影の延期を予定しておらず、すでに後任者の検討が行われているという。なお降板の発表にあたって、マーベル・スタジオ側は以下の声明を発表した。

「マーベル・スタジオとスコット・デリクソンは、創造上の相違のため、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』において友好的に道を分かつことになりました。彼のMCUに対する貢献に、変わらず感謝いたします。」

またデリクソン監督も、Twitterを通じて同様のコメントを記している。

「マーベルと私は、創造上の相違のため、『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』において別々の道を行くことにお互いに同意しました。我々の共同作業に感謝し、私はエグゼクティブ・プロデューサーとして企画に残ります。」

今回の降板については、互いに友好的なものであることが強調されており、デリクソンの企画残留はその象徴といえるだろう。しかしながら、今後、デリクソンが『ドクター・ストレンジ』続編にどの程度関与するのかは分からない。なおデリクソンは、本作と並行して、ジョー・ヒル原作による新作ホラー映画を準備していることも明かしていた

映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は2021年5月7日に米国公開予定

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Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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