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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』MCU初登場のアメリカ・チャベスって? ─ 原作ではミス・アメリカ、次世代ヒーローとなるか

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
©Marvel Studios 2022

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に続くマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の新たな場面写真には、『ブラック・ウィドウ』(2021)のエレーナや「ホークアイ」(2021)のケイト・ビショップといったフェーズ4の新世代ヒーローに該当するらしい、新キャラクターが顔を覗かせている。原作コミックでは二代目ミス・アメリカとして活躍することで知られる、アメリカ・チャベスという人物だ。謎に包まれたこのキャラクターについて、コミックでの活動遍歴をかいつまみながら掘り下げてみよう。

アメリカ・チャベスの歴史

マーベル・コミックスにおけるアメリカ・チャベスの歴史はまだ浅い。初登場は2011年、『アベンジャーズ』『X-MEN』シリーズなどで知られるコミックライター、ジョー・ケイシーが出版した「Vengeance #1」にて。同コミックでチャベスは、ティーン・ブリゲード(Teen Brigade)という十代のヒーローチームの一員として、ドクター・オクトパスやレッド・スカル、マグニートー、ロキといったマーベルの名だたるヴィラン達と関わっていく。

2013年にコミック「Young Avengers」で再登場したのち、2017年には単独のコミックシリーズ「America」が刊行。18歳の大学生、アメリカ・チャベスが異星人からクラスメートを守るため、正義のために立ち上がっていく物語だ。チャベスが世間の関心を呼んだのは、そのキャラクター設定。ラテン系であることとクィアであるという、2つのマイノリティの設定が与えられたのだ。コミック「America」が刊行を迎えた際、LGBTQ+に関するメディアモニタリングを行う米非政府組織GLAADが記事として紹介したこともあり、LGBTQ+コミュニティからの注目も大きく集めた。「America」の作者のひとり、ジョー・キノンスは、アメリカ・チャベスに込められた思いを刊行当時にこう語っている

『America』は、レプリゼンテーションそのものや、フェミニズム、権利のために戦うことを描くコミックです。アメリカ・チャベスはすごく素敵で、堂々としていて、それを当然のことと考えている。それは(歌手の)ビヨンセのような存在なのです。」

二代目ミス・アメリカ、その能力は?

アメリカ・チャベスは上述の通り、二代目ミス・アメリカとして知られる。初代は、1943年に初登場した第2次世界大戦時中のスーパーヒロイン、マデリーン・ジョイス。約70年後、世紀をまたいで蘇ったチャベス版ミス・アメリカには新しい設定が加えられた。

生まれはユートピア・パラレルという異次元の世界。チャベスは2人の母親によって育てられたが、幼少期に襲ってきた外部からの脅威によって母親たちを失ってしまう。この悲劇をきっかけとして、チャベスはユートピア・パラレルを去り、別のユニバースへと渡った。そこでチャベスは、ミス・アメリカというヒーローを名乗ることになる。

ユートピア・パラレルに存在するデミアージ(Demiurge)というエネルギーによって特殊能力を授かったチャベスは、異次元間を移動することができる(アニメ「ホワット・イフ…?」のウィッチャーのような?)。さらに、スーパーマンのように飛行能力や超人的なパワーも備えており、MCUに登場してきた若手ヒーローとは異次元のポテンシャルを秘めているのが、ミス・アメリカなのだ。

それではこのミス・アメリカ/アメリカ・チャベスが、『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』に登場するアメリカ・チャベスと同一人物なのかというと、それは定かでない。しかし映画に登場するチャベスは、『ノー・ウェイ・ホーム』でやらかしてしまい、マルチバースの扉を開けてしまったドクター・ストレンジが対峙する問題において、重要な鍵を握ると言われている。もし彼女が、コミックの設定を踏襲しているのであれば、ストレンジにとっては大きな助けとなるだろう。なにしろユニバース間を自由に行き来できるのだから。

また、チャベスがヒーローとして覚醒していくことになるのであれば──初登場時点でヒーローである可能性も否めないが──、MCUフェーズ4より続々と登場している次世代ヒーローが集結すると囁かれているヒーローチーム、ヤング・アベンジャーズの有力候補としても注目すべきだろう。コミックのチャベスは、MCUドラマ「ロキ」(2021)で実写デビューを飾ったキッド・ロキが率いるヤング・アベンジャーズに加入している。さらには、これまたMCUのドラマ「ワンダヴィジョン」(2021)で初登場したワンダの双子の息子のひとり、ウィッカンを保護する役割も担うのだ。

MCUで演じるのはNetflixドラマで注目の新鋭

『マルチバース・オブ・マッドネス』でチャベスを演じるのは、Netflixシリーズ「ベビー・シッターズ・クラブ」(2020-)などで知られるソーチー・ゴメス。最初にゴメスのMCU入りが伝えられたのは2020年10月だが、この時彼女が演じるキャラクターは分かっていなかった。ゴメスが演じるチャベスが、今後どれだけの活躍を見せていくことになるのかは未知数だが、コミックでの活躍を見る限り、MCUの次世代を担う1人となっていく未来が想像できる。

ちなみにゴメスは、2021年12月に行われた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のワールドプレミアにも足を運んでおり、ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチとのツーショットを披露していた。

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映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日(祝・水)に全国公開。

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Source: Marvel.com,Entertainment Weekly,GLAAD

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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