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『DUNE/デューン』撮影へのこだわり、「自然を歪曲しない」作品づくりをヴィルヌーヴ監督が語る【会見特集1】

DUNE/デューン 砂の惑星
©2020 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

『メッセージ』(2016)『ブレードランナー 2049』(2017)などで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新たに手がけるスペクタクルSF映画『DUNE/デューン 砂の惑星』が、2021年10月15日(金)に公開される。これに先がけ、日本の媒体のみが参加を許された、ヴィルヌーヴ監督と主演のティモシー・シャラメによる記者会見が開催された。

『DUNE/デューン』は、ヴィルヌーヴ監督が満を持してのSF超大作。フランク・ハーバートによる同名小説に基づき、名家の後継者として砂の惑星デューンを治めていくことになる少年ポール・アトレイデスの成長譚が描かれる。

2021年8月下旬、THE RIVERはこの会見の模様をテーマ/トピックごとに整理し、計5回の連載をお送りした。このたび、これに続く連載第2弾を実施。第1弾では作品についてだけでなく、監督とティモシーのプライベートな部分もご紹介したが、第2弾では製作の舞台裏や作品のテーマ性など、『DUNE/デューン』に的を絞った内容に迫り、計3回にわたってお届けしていく。

第1回は、ヴィルヌーヴ監督が本作でこだわったことの1つである撮影についてだ。

監督がこだわった「生の撮影」

『DUNE/デューン』の撮影地はヨルダン、ハンガリー、ノルウェーなど、国境をまたいで数カ国で実施された。本作には、音楽のハンス・ジマーや編集のジョー・ウォーカーといったヴィルヌーヴ監督と再タッグを飾る製作陣もいれば、脚本のエリック・ロス&ジョン・スペイツ、撮影監督のグリーグ・フレイザーら、ヴィルヌーヴ作品初参加となる者もいた。こうした顔ぶれでの打ち合わせは、監督に言わせれば「決して終わりのないものだった」という。

笑いながら「数年を費やしました」とプリプロダクション(撮影前準備)を振り返る監督は、製作陣に本作のテーマを伝える上であることを実施したのだとか。いわく、「この作品の魂を肌で理解してもらうために、砂漠の奥深くまで連れて行きました」と実際のロケ地を製作クルー皆でまわったというのだ。『DUNE/デューン』で描かれるテーマの1つとして、自然との戦いが挙げられるが、まさにヴィルヌーヴ監督が重きを置いたのが「自然を歪曲しない」作品づくりだった。

「本作ではありのままの自然を撮るんだということを製作陣には伝えました。なので、グリーンバックとかVFXとかではなくて、出来る限り実写での、生の撮影にこだわったんです。」

監督のこうしたこだわりは、まさに異世界のSFストーリーに登場するキャラクターになりきる役者にとっても重要だったようだ。主演のティモシーは、砂の惑星アラキスを舞台とした撮影が主に実施されたアブダビでの撮影時を思い出す。

「『DUNE/デューン』の舞台であるアラキスはものすごく灼熱の惑星です。実際に同じような環境で演じることができたので、暑い環境にいることのストレスや疲れというのは、演技の助けになってくれました。もしそうした環境にいなくてスタジオのような場所で撮影していたら、かなりの想像力が求められたはずです。昼は暑くなって夜は涼しくなるんですけど、ドゥニの望み通りロケ撮影になってすごく良かったと思っています。」

砂漠での撮影といえば、『スター・ウォーズ』シリーズに登場する惑星タトゥイーンを思い出す方も多いだろう。本作では、その『スター・ウォーズ』シリーズから『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や「マンダロリアン」(2019-)のグリーグ・フレイザーが撮影監督に抜擢された。これらの作品で壮観な世界観を具現化してきた気鋭は、ヴィルヌーヴ監督のヴィジョンをどう映し出してくれるだろうか。

第2回はティモシー・シャラメが語る【アクションへの挑戦】をお届けする。

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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