「生活はギリギリ、父は依存症」ドウェイン・ジョンソンの過酷な家庭環境 ─ 「両親が喧嘩、どんどん悪化していくのを見て育った」自身もうつ病に苦しんだ過去

『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズでおなじみ、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンは、たくましく屈強な体躯と、繊細で優しいハートを兼ね備える存在だ。自らの人となりに影響を及ぼした生育環境を米Varietyにて振り返っている。
「母と父の関係は爆発的で、火山のようでした」とジョンソンは語る。自身もプロレスラーとして名を馳せたジョンソンは、祖父から3代続くプロレスラーの家庭に生まれ、ノースカロライナからコネティカット州郊外まで、家族で国じゅうを転々とする思春期を過ごした。
「父は(プロレス産業が)開拓期のプロレスラーでした。100万ドルの契約なんてありません。ギリギリの暮らしをしていて、生き永らえるのに必死でした。母が家にいて、僕を育てているかたわら、父は依存症にも苦しんでいたし、キャリアと自分自身のことで精いっぱいでした。彼女は自分の夢を諦め、愛する男性を支えなくてはいけなかったんです。」
ジョンソンは母親について「彼女は自分に目を向けてほしかっただけなのに、そうしてもらえることはありませんでした」といい、「父が内なる悪魔と闘っている中、関係が衰退していくのを目の当たりにしながら育ちました」と語る。「彼らが喧嘩しているのを見ていたし、どんどん悪化していく喧嘩の様子も聞こえていました」。
複雑な家庭環境にあって、ジョンソンは母親の自殺未遂を目撃したこと、自身もうつ病と闘っていたことを過去にも語っている。アメリカンフットボール選手としての未来を絶たれ、どん底に陥った時期にはひたすら掃除をして、苦しみに打ち勝とうとした体験もつぶさに吐露していた。
その後プロレスラーに転向し、俳優としてもスターへと昇り詰めたジョンソン。2026年5月15日に日本公開となる『スマッシング・マシーン』では、伝説の格闘家マーク・ケアー役を演じ、すでに本国では高い評価を獲得している。
インディペンデント系映画の気鋭ベニー・サフディ監督による本作は、ジョンソンが「この作品は中毒に苦しむ人々の道しるべになるかもしれない」と多くの友人を喪った経験をサフディに伝え、サフディもまた同様の葛藤を経てきたことを語り、互いの共通点を確かめるプロセスを経ている。
これまではリングで見せる豪快なパフォーマンスやキャラクターと同様、スクリーンでもタフガイ役を演じることが多かったジョンソン。しかし『スマッシング・マシーン』では、観客と共に自らの苦痛に向き合う機会に初めて対峙し、「キャリアを通じて最も解放感を感じた」という。
「大ヒット映画を作る時は、観客にいい気分にする責任が伴います。そして選択はキャラクターの好感度によって左右されるものです。でも今回は初めて、どのシーンであろうと、毎日、全てのショットにおいて、そんなことを一切考えなかったんです。」
シリーズ完結作となる『ジュマンジ』最新作の撮影現場では、これまで通りの陽気な姿も健在だ。一方で、痛みや苦しい過去を率直にシェアすることで、周囲を癒し、勇気づけることもできるジョンソンは、確実に新たなキャリアを踏み出している。
▼ドウェイン・ジョンソン の記事



『スマッシング・マシーン』5月15日公開決定 ─ ドウェイン・ジョンソンがマーク・ケアー演じる話題作、日本でも撮影 日本人キャストも登場! 

「鳥肌立った」ドウェイン・ジョンソン、『ジュマンジ』現場から天のロビン・ウィリアムズに愛語る「凄すぎます」 ロビンに捧げる 
『ワイスピ』不仲説のヴィン・ディーゼルがドウェイン・ジョンソンを賞賛 ─ 「誇りに思います」 マーク・ケアーへの思いも 

『ジャングル・クルーズ2』は頓挫、ドウェイン・ジョンソンとエミリー・ブラント認める ─ 「それでいいのです」 コロナ禍から変化’ 

『ジュマンジ3』ファーストルックが米公開、ドウェイン・ジョンソンが撮影開始を報告 オリジナル版のダイスを身につけて
Source:Variety



























