ドウェイン・ジョンソン、カメハメハ大王に ― 長年の夢がついに実現、監督は『フォレスト・ガンプ』ロバート・ゼメキス

『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)などのドウェイン・ジョンソンが、ハワイのカメハメハ大王を新作映画『The King(原題)』で演じることが発表された。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
ドウェイン・ジョンソン最大の夢、カメハメハ大王
カメハメハ大王(カメハメハ1世)は、ハワイ諸島を初めて統一した人物。1810年にハワイ王国を建国して初代国王となって以降、ハワイの独立を守り、その伝統的な文化の保護と繁栄に努めた。ハワイアンのルーツを持つドウェイン・ジョンソンにとって、カメハメハ大王を演じるのは長年の夢だったそうだ。自身のInstagramを通じてその熱い胸の内を明かした。
「カ・ラ・ヒキ・オラ。希望と約束に満ちた、新しい日の夜明けです。
人生一度きりしかない旅に出られることに恐縮すると同時に、感謝の気持ちで一杯です。伝説の王であるカメハメハは、争っていたハワイ諸島を初めて統合しました。誕生以来、神話的な人生をとりまく予言を次々と実現していき、私たちが今知る力強く崇高な50の州を作り上げたのです。
アカデミー賞監督賞受賞のロバート・ゼメキス(『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994))が監督を、アカデミー賞脚本賞受賞のランダル・ウォレス(『ブレイブハート』(1995))が脚本を担当します。
ハリウッドでキャリアを積み始めた2001年から、私の夢はこの伝説に命を吹き込むことでした。ポリネシア文化ではこういう言い伝えがあります。“準備ができた時に物事は行われるのではなく、正しい時に行われるのだ”と。
時は来た。先へ進もう。」
報道によれば、本企画を始動させるという決断がなされたのは『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の撮影中だったという。ハリウッド・スターとして不動の地位を手に入れ、俳優としても成熟した今がチャンスだと判断し、実現に向けて動き出したそうだ。2017年にはハワイアン・カフ(聖職者)が『The King』や、ジョンソン、ウォレスらを祝福する儀式を行ったそうで、実写化に向けての準備は万端である。
プロデューサーはジョンソン、ウォレス、ゼメキス監督のほか、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)や『スカイスクレイパー』(2018)など数々の映画でジョンソンとタッグを組んできたハイラン・ガーシア、ダニー・ガーシア、そしてボウ・フリンが務める。配給権はワーナー・ブラザーズとニュー・ライン・シネマが獲得した。
ちなみに、ドウェインは2018年8月現在『ジャングルクルーズ(邦題未定、原題:Jungle Cruise)』を撮影中。その後、『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Hobbs and Shaw)』の撮影に移ると思われる。そのほか『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の続編、『ワンダーウーマン』(2017)のガル・ガドットと共演する映画『Red Notice(原題)』、『ゴーストハンターズ』続編の製作も控えている。
映画『The King(原題)』は2020年に撮影が実施される予定。
Source: Deadline
Eyecatch Image: Photo by Eva Rinaldi Remixed by THE RIVER