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ドウェイン・ジョンソン、トム・クルーズの『ジャック・リーチャー』を演じたかった

ドウェイン・ジョンソン

元プロレスラーで、身長約2メートルの巨人である“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンは、これまでに『ヘラクレス』(2014)や『ワイルド・スピード』『ジュマンジ』シリーズなどで、屈強な大男を演じてきた。今やハリウッド随一の肉体派俳優としての地位を確立しているドウェインだが、本人いわく10年前は状況が異なり、唯一どうしても演じたかったが、叶わなかった役柄があるという。

Instagramライブにてファンからの質問セッションを開催したドウェインは、「これまでのハリウッド映画でたまらなく演じたかった役を得ることが出来ず、他の俳優が演じた役はありますか?」という質問を数ある中で特に取り上げ、「ジャック・リーチャーです」と回答。『ジャック・リーチャー』シリーズは、2012年に言わずとしれたアクション俳優トム・クルーズを主人公として映画化されており、2016年に続編も製作されている。

主人公ジャック・リーチャーは、元米陸軍兵隊捜査官の放浪者。原作では、身長は2メートル近く、体重も100キロを超す巨漢だ。確かにトムよりもドウェインの方が適役だと言えるだろう。役を得られなかった当時の心境について、ドウェインは以下のように明かしている。

「これは10年以上も前のことで、私は今とは全く違う所にいました。トムは間違いなく世界で最もビックなスターでしたね。私はそうじゃなかった。このキャラクターの大ファンだったから、私なら彼を上手く扱えると思ったし、見かけも同じで、さらにワルな男だったので、たまらなく演じてみたかったですね。当時は、周りの人も私が演じると思っていたかもしれないし、私自身も“なんで自分じゃないんだ”と思いましたよ。とにかく、トムが演じることになったんです。悪気はないですよ。」

ジャック・リーチャー役が見送られた直後に、ドウェインには『ワイルド・スピード』シリーズへの出演オファーが米ユニバーサル・ピクチャーズから舞い込む。ドウェイン演じるルーク・ホブスは、今では同シリーズにおける重要人物の1人。2019年には、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウを主演に捉えた『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が製作されており、続編の企画も進行中だ。スタジオ側からオファーを受ける際に“自分が作りたいと思うキャラクターを作らせてほしい”スタジオに要求をしたというドウェインは現在、続編に向けて「次回作の開発を進めている」という。

2018年には、『ジャック・リーチャー』シリーズの原作者リー・チャイルドが、トムとジャック・リーチャーの体格が違いすぎることに不服を唱えており、同シリーズのTVドラマでのリブート版製作を企画しているとの報道もあった。

Source:Deadline

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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