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【ネタバレ】「エコー」本気デアデビル参戦の格闘シーン、監督が語る ─ 「ホームランか空振りか」覚悟の撮影

エコー
Alaqua Cox as Maya Lopez in Marvel Studios' Echo, exclusively on Disney+. Photo by Chuck Zlotnick. ©Marvel Studios 2022. All Rights Reserved.

この記事には、「エコー」のネタバレが含まれています。

エコー
© 2023 MARVEL.

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新ドラマ「エコー」第1話「チャファ」でエコー/マヤ・ロペスは、フィスクのシマを狙う組織のアジトに潜り込み、敵対組織を奇襲。激しい格闘が繰り広げられる中、マヤは突進してきた敵の男の首を締め上げる。聞こえるのは、心臓の鼓動、首の骨が折れる音、そして無音。

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このシーンは、マヤが劇中で初めて殺人を犯す場面として、製作チーム内では「ヴィランの誕生」シーンと呼ばれているのだと、フリーランドは米Deadlineにて明かしている。「あの場面では、10代の少女として登場したマヤが、冷血な殺人鬼としてシーンを去る、ということです」。迫力のアクションがひとつなぎの映像で紡がれるが、マヤの変化をリアルタイムで見せたいという意図が込められているという。

構成やアクションのタイミングにこだわりが見られるワンカットアクションとなったが、一方で「長編映画のようなスケジュールは得られず、リハーサルや準備の時間も、映画のようには取れなかった」と限られた環境で仕上げた舞台裏も語られている。スタントコーディネーターとは早い段階でシーンについて話し合い、「ホームランになるか、空振り三振に終わるかのどちらかだが、とにかくやろう」という覚悟で挑んだそうだ。

マヤ役のアラクア・コックスも、この難しいシーンを成功させるために、自らトレーニングを積んでスタントに挑んだ。「スタントを避けたがる役者もいます。そういう場合はスタントダブルに仕事の大部分を頼ることになるのですが、アラクアはあのシーンを作り上げるのに多大な貢献を尽くしてくれたと思います」。

アクションの後半では、盲目のヴィジランテ、デアデビルが乱入。「シー・ハルク:ザ・アトーニー」時とは異なる、かつてのNetflix版同様の深紅のスーツに身を包み、ワイヤー付きの棍棒「ビリークラブ」を駆使してマヤを圧倒した。

主役級ヒーローの参戦についてフリーランドは、あくまでも「これはマヤの物語」と強調する。デアデビルの登場は初期段階から話されていたもので、「形式的なものではなく、きちんとマヤのためにキャラクターを活用する」ことを常々意識していたという。

デアデビルは、2025年配信予定の新ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」にもカムバック予定。今度はどんなアクションを見せてくれるのだろうか。

「エコー」はディズニープラスにて配信中。

Source:Deadline

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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