マーベル新作「エコー」予告編が米公開 ─ キングピンの暴力描写が復活、デアデビルの姿も

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)新ドラマ「エコー(原題)」の予告編映像が米公開となった。2023年1月10日より全5話一挙配信となることも海外発表されている。
ドラマ「ホークアイ」に登場したエコー/マヤ・ロペス(アラクア・コックス)の単独シリーズ。劇中ではキングピン/ウィルソン・フィスク(ヴィンセント・ドノフリオ)の養女として登場した。
ネイティブ・アメリカンのマヤは「ホークアイ」で、あくまでも未完成な悪役のひとりだっただけに、主役に据えてどのように物語を拡張させるのかが注目点だった。映像ではキングピンとの関係性に焦点が当てられており、Netflix版「デアデビル」の暴力的なトーンが復活しているところが見所となりそうだ。「ホークアイ」でのキングピンはややソフトに描かれており、ファンは物足りないと感じることもあった。
予告編冒頭、フィスクは幼少期のマヤを密かに見守っている。彼女は路上のアイスクリーム店主に手話で話しかけるが、聾者であるために馬鹿にされてしまう。激昂したフィスクは店主を路地裏に投げ込み、容赦なく殴りつける。その暴力が、大人になったマヤに受け継がれている。映像では、デアデビル/マット・マードック(チャーリー・コックス)らしき姿も確認できる(1:27)。
マーベル・スタジオのディズニー・プラス配信ドラマはこれまで全て毎週配信の形式だったが、全話一挙配信は「エコー」が初めて。これは「デアデビル」など旧Netflixでのシリーズ配信形式を踏襲したようでもある。
「ホークアイ」からはマヤの父ウィリアム・ロペス役でザーン・マクラーノンが続投。その他のキャストに名を連ねるのは、ヘンリー役でチャスク・スペンサー(『トワイライト』シリーズ)、チュラ役でタントゥー・カーディナル(『ウインド・リバー』)、スカリー役でグレアム・グリーン(『ウインド・リバー』)、従兄弟ビスケット役のコディ・ライトニング(『Chasing the Light(原題)』)、ボニー役でデヴァリー・ジェイコブス(『ブートレッガー 密売人』)。第1話の監督は、『ディードラ&レイニーの列車強盗』(2017)のシドニー・フリーランドが務める。

「エコー(原題)」は、2024年1月10日にUSで全5話一挙配信開始予定。日本での予定も追って発表されると見られる。
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2023年11月6日更新:エピソード数を訂正いたしました。お詫び申し上げます。