『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』NGシーン集が公開 ─ カオスで楽しい撮影風景、たっぷり7分超

A24史上No.1ヒット、第95回アカデミー賞で作品賞ほか最多7部門に輝いた『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』より、抱腹絶倒のNGシーン集が到着した。
公開された映像では、約40年のキャリアで初めてのアカデミー賞主演女優賞に輝いたミシェル・ヨー、助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァン、助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティスらが仲睦まじく撮影に臨む様子が捉えられている。
主人公・エヴリン役のミシェル・ヨーは、謎のダンスを踊り狂ったり、パンツ一枚の監督ダニエル・シャイナートのお尻にムチを振り下ろしたり、真面目なシーンでゲップをかます往年の名優ジェームズ・ホンに「最悪よ!」と叫んだかと思えば、自らも変顔を披露。
これまでのイメージを覆すカオスなキャラクターと作品を楽しんでいるミシェルだが、監督のダニエルズは撮影当初、そんなミシェルの様子を見たアシスタントからこっぴどく叱られたそう。いわく「撮影が始まってからの数日間、アシスタントはすごく怒っていたんだ。“ミシェルをそんな風に見せたらダメ。そんなことしないで、あのカツラはやめて、ミシェルには白髪なんてない!”なんてまくし立てていたよ(笑)」。
また、夫・ウェイモンド役のを演じたキー・ホイ・クァンが、うっかり役名を忘れ、撮影中に「ミシェル!」と本名を呼んでしまうお茶目なNGシーンも。脚本段階ではミシェルの役名はエヴリンではなく本名の“ミシェル”だったそうで、脚本を読み込んでいた真面目なキーゆえのエピソードだ。
そのほかアクションシーンの舞台裏や、話題の“ソーセージの世界”や“石の世界”、そして日本でもラカクーニ(アライグマ)を頭に乗せたハリー・シャム・Jr.のシュールな撮影風景まで見どころ盛りだくさん。まるで家族のように本作を創り上げた、スタッフ&キャストの絆を感じることができる。
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は公開中。