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『アベンジャーズ/エンドゲーム』マーベル社長、『LOGAN/ローガン』との共通点語る ─ ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンは「最高のラストだと思った」

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において『アイアンマン』(2008)から展開されてきた「インフィニティ・サーガ」と呼ばれる物語の完結編となった。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、ヒュー・ジャックマンが『X-MEN』シリーズのウルヴァリン役を卒業した『LOGAN/ローガン』(2017)との共通点、製作当時の思いを明かしている。

この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』『LOGAN/ローガン』のネタバレが含まれています。


アベンジャーズ/エンドゲーム

『エンドゲーム』と『LOGAN/ローガン』の共通点

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、トニー・スターク/アイアンマンが、サノス軍を止めるべくインフィニティ・ストーンを手中に収めて指を鳴らすという結末を迎える。むろん、ストーンのパワーは人間に耐えられるものでは到底ない。トニーは妻のペッパー・ポッツやピーター・パーカー/スパイダーマン、ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシンに見守られながら、静かに息を引き取るのだ。『LOGAN/ローガン』もまた、ウルヴァリンの死をもって長き物語に終止符を打つ内容だった。

英Empireに対して、ケヴィン社長は『LOGAN/ローガン』を「『エンドゲーム』を作ることとは関係なく、純粋に観客としての気持ちで観ましたね」と明かしている。

「映画を観て、“すごい、ウルヴァリン役のヒュー(・ジャックマン)には最高の結末だ”と思いました。役柄と深い繋がりをもつ俳優が、完璧な形で終わりを迎えられた例はごくわずかにしかありません。僕たちもロバート(・ダウニー・Jr.)にはそういう機会を作ろうと必死でしたし、そのことに集中していました。」

LOGAN/ローガン
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

ケヴィン社長は「トニーの結末は最初に思いついたもので、(実現することを)疑問には全く思いませんでした」と語りつつも、その最期に確かな重みをもたらすことを重要視していた。その重みこそ、『LOGAN/ローガン』でヒュー演じるウルヴァリンの結末がたたえていたものだった。

「『エンドゲーム』の作業を始めたころ、我々の映画においては、死ぬことが重要なのではないと思っていました。たとえば『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)でニック・フューリーは撃たれて死にますが、第三幕で戻ってくる。素晴らしい展開でしたが、死が問題ではないんです。人々にとって重要なのは、登場人物が死ぬかどうかではなく、そこに得られるものがあるか、本物の感情があるかどうか。ですから、今回の作品が近づくにつれて、“みなさんが望んでいることに気を遣わなければ”と考えました。」

『エンドゲーム』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督やケヴィン社長にとって、トニーの死は「本来の構想であり、結末の本質だった」という。もちろんMCUの主役を退場させることには不安もあったというが、「あらゆる不安や努力は、(結末を)成功させること、価値あるものを生み出すことに費やしました」と述べている。

ちなみに本作では、スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカもひとつの結末を迎える。スティーブは任務を終えたあと、過去に戻り、別次元で自分の人生を生き直すのだ。映画は、もはやキャプテン・アメリカではなくなったスティーブが、愛するペギー・カーターとダンスを踊り、キスをする場面で締めくくられている。

「企画を始めて一年以内に出てきたアイデアで、プロジェクト全体にとっての錨(いかり)のようなものでした。素晴らしい内容で、まさに完璧かつ予想外の結末です。特にスティーブが死ぬと思っていた人たちにとってはそうでしょう。オンラインの投票では、スティーブが殺されるという予想が一番でしたからね。実際のところ、彼は変わったし、去っていきました。ただし、まったく予想外の形でね。」

LOGAN/ローガン

『LOGAN/ローガン』
ブルーレイ発売中
¥1,905+税
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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Source: Empire

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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