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【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』初期案、スカーレット・ウィッチとロケット・ラクーンのドライブシーンがあった

[右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/14802773015/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバースの集大成アベンジャーズ/エンドゲームは、劇場公開から3ヶ月を経てもなお製作秘話の絶えない作品だ。『アイアンマン』(2008)に始まった物語を締めくくる、大勢のキャラクターを登場させられる“最終章”だけに、展開の可能性は無限大だったのである。

脚本家のクリストファー・マルクス&スティーブン・マクフィーリーは、脚本作業の初期段階に検討されていた幻のアイデアを明かしている。なんでも、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチロケット・ラクーンが任務の途中にドライブするシーンがあったというのだ。

この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』前半のネタバレが含まれています。

ワンダ&ロケット、自力でワシントンからニューヨークへ

ポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン(Comic-Con International: San Diego 2019)」に登場したマルクスは、米Screen Rantのインタビューにて「削除せざるを得なかったトンデモ案を教えてください」との質問に応じている。「ものすごいトンデモというわけではなかったんですが、非常につまらない案はたくさんありましたね」と答えつつ、そこで飛び出したのは、どうも「非常につまらない」とは思えないようなアイデアだった。

「(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』に登場した)トリスケリオンに行くというアイデアがありました。ワンダが消滅していない、生きていた場合の脚本があったんです。ワンダとロケットが、トリスケリオンからドクター・ストレンジの家に向かい、玄関を通ってカマー・タージへ行き、(ストーンを)手に入れるんです。“本気? このハイペースなアクション映画に、州を横切るドライブのシーンを入れるのか?”って思うような場面でしたよ。あとから理性が勝ったんですけどね。」

この初期案はやや複雑である。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)でサノスの“指パッチン”により塵となった仲間たち、失われた命を取り戻すため、残されたヒーローたちが過去に戻ってインフィニティ・ストーンを集め直す。『インフィニティ・ウォー』ではワンダも消滅していたが、脚本の初期段階では「ワンダが消滅せず、『エンドゲーム』でストーン集めに参加する」という展開も検討されていたのだ。

トリスケリオンとは『ウィンター・ソルジャー』でアレクサンダー・ピアースらが乗っ取ったS.H.I.E.L.D.最高司令部のことで、ワシントンD.C.に位置する。ストレンジ宅=サンクタム・サンクトラムはニューヨークにあるため、ワンダとロケットはその距離を自力で移動しなければならず、そこでアイデアとして挙がったのが“ドライブ”だったとみられる。

なお、『エンドゲーム』完成版でストレンジ宅=サンクタム・サンクトラムを訪れるのはブルース・バナー/ハルク。ロケットとタッグを組むのはソーで、ふたりはアスガルドへ向かっている。このたび語られた初期案は、私たちの知らない、まったく異なる『エンドゲーム』が執筆されていたことがよくわかるエピソードといえるだろう。ちなみに、マクフィーリー&マルクスが『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』のオファーを受けたのは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の撮影前。2015年後半から執筆に入ったものの、2016年後半の時点でマーベル・スタジオ側は脚本にまったく納得せず、二人して大いに落ち込んだことを明かしている。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』MovieNEXは2019年9月4日(水)発売

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

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Source: SR, ComicBook.com(1, 2

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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