【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンスの卒業報道、その後は ─ アンソニー&ジョー・ルッソ監督が見解示す

クリス・エヴァンス、今後はどうなる
クリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカ卒業が伝えられた2017年3月に次いで、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)および『エンドゲーム』の本撮影が終了した後の2018年3月、米New York Timesはエヴァンス本人にこの事実を確認している。当時、エヴァンスは「追い出される前に電車を降りたい」と述べたほか、別のインタビューでは、マーベル・スタジオとの出演契約が満了を迎えることについて「すべてが恋しい」とコメントしていた。2018年10月上旬、『エンドゲーム』の再撮影・追加撮影を終了したエヴァンスは、SNSでファンやスタッフへの感謝を綴っている。
Officially wrapped on Avengers 4. It was an emotional day to say the least. Playing this role over the last 8 years has been an honor. To everyone in front of the camera, behind the camera, and in the audience, thank you for the memories! Eternally grateful.
— Chris Evans (@ChrisEvans) 2018年10月4日
「『アベンジャーズ4』の撮影が正式に終了しました。控え目に言っても、感情のこみ上げる一日でした。これまでの8年間、この役柄を演じてきたことを誇りに思います。カメラの前に立つ皆さん、カメラの後ろ側にいる皆さん、そして観客の皆さん、思い出をありがとうございます。心から感謝しています。」
この後、現在に至るまでエヴァンスの今後に関する報道やアナウンスはなされていない。しかし『エンドゲーム』の結末は、エヴァンスのキャプテン・アメリカ役に関する進退を少なからず示唆するものだろう。サノスとの戦いを終え、6つのインフィニティ・ストーンを過去へと戻しに行ったスティーブ・ロジャースは、そのまま過去にとどまり、「トニー(・スターク)が言ってくれていたように」自分の人生を歩み、ペギー・カーターと結婚し、老いた姿となって現代に戻ってきた。そしてキャプテン・アメリカの盾を、サム・ウィルソン/ファルコンに譲ったのである。
米国のポッドキャスト「Happy Sad Confused」に登場したアンソニー&ジョー・ルッソ監督は、エヴァンス演じるキャプテン・アメリカが復帰する計画は現時点で存在しないことを明かしている。やはり、ひとまずユニバースを卒業することは間違いないようだ。
「クリスは本当に情緒的な人だと思います。彼のTwitterをフォローしていたらお分かりかもしれませんが、自分の言葉にきちんと心をこめる人ですから。だけど、彼は物事にきりをつけて、自分の思いとともに先へ進むべきだと思うんです。今は、先へ進んでいるところだと思いますよ。」
しかしながらマーベル・スタジオは、マーベル・シネマティック・ユニバースの「もしも」を描くアニメシリーズ「マーベル ホワット・イフ?(邦題未定、原題:Marvel’s What If…?)」を、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」で製作・配信予定。同作にはヒーロー役の俳優陣が声優として登場するともいわれているのだ。しかも第1話は「もしもペギー・カーターに超人血清が投与され、痩せこけたスティーブ・ロジャースがハワード・スタークのアーマースーツを着て戦いに加わっていたら」というエピソードになるとのこと。さっそくエヴァンスがキャプテン・アメリカ役に復帰する可能性もあるだろう。
ともかく2019年5月時点で確かなのは、『エンドゲーム』をもって、エヴァンス演じるキャプテン・アメリカは「ひとまず見納め」だということだ。なんらかの形でエヴァンスが復帰するかどうかは、まだ全く分からないのである。
気になるのは、2018年11月末、ジョー監督がエヴァンスについて「彼はまだ終わってません」と発言していたことだ。真意は謎に包まれたままだが、老いたスティーブや、あるいは過去から分岐した別世界のスティーブを再びエヴァンスが演じる余地は残っていることを指しているのか。それとも「ホワット・イフ?」のことなのか。過度の期待はしないまでも、かすかな希望は持っておきたい…!
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html