Menu
(0)

Search

【ネタバレ】『アベンジャーズ/エンドゲーム』クライマックスの◯◯◯◯◯◯◯◯、あのヒーローは合成だった

アベンジャーズ/エンドゲーム
ⒸMarvel Studios 2019

トム・ホランド、女性ヒーローと共演できず

『アベンジャーズ/エンドゲーム』のクライマックスでは、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のラストで塵と消えたヒーローがポータルを通じて、荒地と化したアベンジャーズ本部へと集結する。6つのインフィニティ・ストーンによって蘇ったのだヒーローたちとサノス軍は、ついに正面から激突した。

戦いの中、ヒーローたちはストーンの嵌まったガントレットを、量子トンネルの積まれたバンまで運ばなければならない。しかしサノス軍の空中砲火が繰り出された時、ガントレットを運んでいたスパイダーマンは地面に叩きつけられてしまった。そこに、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルが現れる。「ハイ、ピーター。私が運んであげようか?」。敵の軍勢を目にひるむピーターの前に、オコエやヴァルキリー、シュリ、スカーレット・ウィッチ、マンティス、ワスプ、ペッパー、そしてガモーラとネビュラが集まってくる。

女性ヒーロー集結、脚本家の苦悩とは

Cinema Blendの取材によると、この「女性ヒーロー集結シーン」の撮影に、スパイダーマン役のトム・ホランドは不在だったという。キャロルとピーターはナチュラルに(ピーターは怯えつつ)言葉を交わしたように見えていたが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンとホランドの撮影は別々に行われていたというわけだ。

本作で視覚効果スーパーバイザーを務めた、WETA Digitalのマット・エイトキン氏は製作の舞台裏をこのように明かしている。

「撮影の日、セットに来られなかったのはトム・ホランドだけでした。だけど、スパイダーマンはショットの始まりでキャプテン・マーベルにガントレットを手渡さなくてはならない。そこでスパイディの代役を立てて、数週間後にホランドが来た時に、代役の動きをまねてもらって撮影したんです。彼の姿を元のショットに合成して登場させたんですよ。」

ちなみにホランドは、女性ヒーローの集合にこそ立ち会えなかったものの、クライマックスシーンの撮影にはきちんと参加できていた模様。撮影の合間に行われたらしい、ヒーロー役の俳優たちがサノス役ジョシュ・ブローリンの誕生日を祝福する映像にもしっかり映っている。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)より全国公開中

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

Source: Cinema Blend

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。