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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ウォーマシンが「指パッチン」で受けた変化とは ─ ドン・チードルが語る

©THE RIVER

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の結末は、観客に大きな衝撃を与えた。全宇宙の生命が半減してしまった、その後の世界を描くアベンジャーズ/エンドゲームでは、必然的にその後のヒーローたちの姿が見せつけられることになる。

Entertainment Weeklyのインタビューでは、ジェームズ・“ローディ”・ローズ/ウォーマシン役のドン・チードルが、自身が初めてローディを演じた『アイアンマン2』(2010)から現在までの役柄の変化、そして『インフィニティ・ウォー』が現在のローディに与えた影響を明らかにしている。

この記事では、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の米公式プロモーション映像の内容に言及しています。鑑賞までに一切の情報を知りたくない方は、お読みにならないことをお薦めいたします。

軍人ローディが“権力”を信頼しなくなった理由

『アイアンマン』(2008)でローディを演じたテレンス・ハワードがマーベル・シネマティック・ユニバースを去り、『アイアンマン2』でチードルはローディ役としての初登場を飾った。軍人ゆえに堅物なリアリストという印象のあったローディは、作品を追うごとに柔軟になっていき、今では規則よりもチームや自分自身を信頼するようにすらなっている。『インフィニティ・ウォー』でサディアス・ロス長官の命令に背いたことは、まさにそうした変化を象徴する行動だろう。

チードルはローディの変化について、『アベンジャーズ』(2012)のニューヨーク決戦がきっかけになったことを明かしている。

「彼にとって、この世界は変わってしまった。誰にとっても世界は変わってしまったんです。かつて宇宙に穴が開き、サノスが動き始めて以来、まったく新しいルールが生まれたわけです。前回の作品(『インフィニティ・ウォー』)でみられたように、ヒーローたちは既存の“権力”の構造を基本的に信頼していません。“僕たちは新たな権威として、自分たちが正しいと考えることをやる。なぜなら、誰も準備していなかったものと戦うんだから”ということです。」

しかし『エンドゲーム』において、ローディをはじめとした生存者たちは“それどころではない”状況に立たされている。仲間たちを失った今、次の一手をどうすべきなのか。そんな彼らの前に登場するのが、劇中では1995年以来、地球から姿を消していたキャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベルだ。

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米国で公開された本編映像で、ローディはキャロルに対して「良かったら、今までずっとどこにいたのか教えてくれ」と問うている。インタビュアーから「(ローディは)以前よりも疑い深くなっていますね?」と尋ねられたチードルは、「まさにその通りです」と答えた。

「つまり、裏切られるのかどうかなんて誰にもわかりません。“俺たちはこの仕事をずっとやってきたし、仲間を失ってしまった。君は彼らのことを知らないだろう。いきなり現れて、今からどうすべきなのかを教えてくれるっていうのかよ”という思いです。疑っている…という言葉が正確かはわかりませんが、この新人が誰なのか、なぜ彼女の言葉を聞くべきなのか、明らかに慎重になっていますね。」

その一方で、ローディは世界の変化になんとかついてきた男でもある。堅物なリアリストであるローディは、いまや雷神のチームメイトのみならず、喋る木やアライグマと出会い、インフィニティ・ガントレットの想像を絶する能力を目の当たりにしているのだ。チードルはローディの心境について、「心の底から“一体どうなってんだ”と思ってますよ。彼の背景を考えれば、きっと他の誰よりもそう思ってるはずです」と述べている。しかしチードルは、ローディという男のキャパシティを高く評価している。「でも、それは試練ですから。彼は自分が願うよりも素早く適応しますよ」。やはり、実に心強い男である。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

実現しなかった単独映画『ウォーマシン』

Source: EW

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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