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『アベンジャーズ/エンドゲーム』米国チケット前売、『インフィニティ・ウォー』の5倍ペースに ─ 大手映画館、15~30分間隔で上映実施も

https://www.fandango.com/avengers-endgame-215871/movie-overview スクリーンショット

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』が(始まる前から)止まらない

米国最大手のチケット販売サイト「Fandango」の発表によると、本作は2019年4月2日(米国時間)の前売チケット発売から1週間で、初週売上記録が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)を上回り同サイトの歴代記録を更新。前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の5倍という圧倒的ペースで推移しているという。

Fandangoの発表では、『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月25日のプレビュー上映から4月28日(日曜日)にかけて、すでに全米で数千回の上映が完売状態とのこと。たとえば米The Hollywood Reporterによれば、ロサンゼルスの「Regal Cinemas L.A. LIVE 14」での4月26日午前5時30分からの上映は完売。同じくロサンゼルスの「AMC Century City in L.A.」における同日午前2時30分からのIMAX上映はほぼ完売、5時30分からの3D上映は完売しているという。

こうした状況を受けて、全米の映画館チェーンは『アベンジャーズ/エンドゲーム』を24時間体制で上映すべく、上映回の随時追加を検討しているとのこと。“全米で最も混雑する”といわれるニューヨークの「AMC Empire 25」では、公開日である4月26日の午前1時から午前5時半にかけては15~30分間隔で上映が行われる。もちろん、前日25日と26日には通常の営業が予定される予定だ。なおFandangoの提携劇場では、26日午前4時、午前6時30分からの上映も追加されているという。

前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』はFandangoにおいて、劇場公開2週間前の時点で『アントマン』(2015)から『ブラックパンサー』(2018)までのマーベル・シネマティック・ユニバース過去7作品の前売総額を上回る売上となっていた。本作はまだ公開2週間前には達していないものの、その約5倍にも及ぶペースだと考えれば……?

ちなみにFandangoでは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』のチケット発売にあたって、創業後19年間で初めての取り組みを実施している。日本では決して珍しくないが、サーバーへのアクセス、チケット予約のためにユーザーを“待合室ページ”で待機させるという方法が採用されたのだ。『フォースの覚醒』前売時にFandangoのサーバーがダウンしたことを反省したもので、しかし「数年おきにやってくる3時間の混雑のためだけに規模を拡大できない」との理由から実施に踏み切ったそう。実際、本作のチケット発売後15分間は『フォースの覚醒』を上回るペースだったが、サーバーダウンは無事に回避されている。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、大手販売サイト「Atom Ticket」にて、前売セールスの初週成績が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)『キャプテン・マーベル』(2019)『アクアマン』(2018)の4作品累計額の約2倍という想像を絶する記録となったことも話題を呼んだばかり。いったいどこまで行っちゃうの?

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー

『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html

もはやイメージできない

Sources: THR, Variety, Business Insider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。